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2007年12月24日 (月)

「日本彫刻の近代」東京国立近代美術館、人がいない美術館

夕暮れの光がみちて紫色に染まる時、美術館に向かう。金曜日の夜は、ナイトミュージアム。
人がいない美術館は素晴らしい。作品が語りかけてくる。時を超えて、作品と対話することができるひと時である。

 日本の近代彫刻は、苦悩を刻んでいる。
 普通人の日常を生きる苦悩。近代小説が普通の人の生活を描いているように、普通の人の日常の苦しみを彫刻している。
 ロダンの影響を受けて喜怒哀楽を表現しているが、ロダンが影響を受けた古代彫刻の魅力はない。写真はRodin "Kiss"

 岡倉天心の理想主義はどこへ行ったのか。

「幕末・明治期から1960年代までの近代日本彫刻史を、68名の彫刻家の100点の作品によって回顧する」画期的な展覧会。
http://www.momat.go.jp/Honkan/Sculpture2007/list.html

展示作家。荻原守衛、高村光雲、高村光太郎、平櫛田中、ヴィンチェンツォ・ラグーザ、舟越保武、他。

見終わって、4階に向かう。4階~2階は、所蔵品ギャラリー、常設展示「近代日本の美術」。4階はさらに人影がない。Rodin_the_kiss1888_1889_2

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コメント

彫刻のファンは少ないですね。日展に行っても、一番空いているのは彫刻です。どの芸術よりも確かなデッサン力とストイックな精神を要求されるものだとおもいます。彫刻の森美術館にある三木富雄の「耳」が私は気に入ってます。

投稿: みつべ | 2007年12月26日 (水) 11時49分

みつべさま
コメントありがとうございます。レオナルドも彫刻作っていたんです。世に残っていませんが。近代彫刻では、ミケランジェロとベルニーニが好きです。いうまでもなく、古代ギリシア彫刻は好きです。また、書き込んでください。私の教え子も書き込んでいます。では、また。

投稿: leonardo | 2007年12月26日 (水) 21時46分

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