『魍魎の匣』、新宿ミラノ座にて
戦後間もない東京。美少女連続殺人事件が世間を騒がせている。引退した女優・陽子の娘も姿を消し、探偵・榎木津は行方を追う。
一方、作家・関口と記者・敦子は、不幸を函に閉じ込める教団の謎に迫る。
さらに巨大な函型建物の謎を追う刑事・木場も登場。みんなが事件に関わり、古書「京極堂」店主・中禅寺の元へ集まってくる。3つの事件に関わる函に隠された恐るべき謎を、果たして京極堂は解き明かせるのか?
監督:原田眞人、原作:京極夏彦
出演:堤真一、阿部寛、椎名桔平、宮迫博之、田中麗奈、黒木瞳
http://www.mouryou.jp/
映画は、ノスタルジックで不思議な雰囲気を緻密に構築している。
しかし、複雑に絡み合う戦争、殺人、宗教、科学、呪術を1つ1つ解き、謎を解いていくと、中心には何もない。これは原作に難があるのだろう。
『ダ・ヴィンチ・コード』の場合も同様に、謎を解いていくと、中心には何も存在しない。もしキリストの子孫が生きていたとしても、それが何なのか。キリストの子はキリストではない。中国には孔子の子孫が何万人もいる。
しかし、この映画は、近年、壊滅的に低級な日本映画の中にあって健闘している。
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