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2008年3月 2日 (日)

ルーヴル美術館展 フランス宮廷の美・・・戦う新古典主義

003david 18世紀フランス宮廷の文化。たとえば、純銀製の枝つき燭台(candelabra)。ロカイユ様式から新古典主義様式へ、これがどのように変化したか。なぜ新古典主義が生まれたのか。
宮廷文化は、うんざりするほどロココ様式である。心のない装飾は飽きる。日本の宮廷文化もロココである。「宮廷のみやび―近衞家1000年の名宝」は腐敗した文化の集積である。
文化の本質は装飾である。だが、制度に守られ、宮廷人が物欲に溺れるとき、玩物喪志、飽食の果てに文化は死滅する。
ロココ様式の代表的画家はフランソワ・ブーシェ、軽薄の極みである。
新古典主義は、無知と権力に対する戦いの様式である。
ルイ16世の時代、アンシャン・レジーム(旧制度)に対する戦いは、装飾様式においてすでに始まっていた。
フランス革命は、新古典主義から始まった。
これが展開するとナポレオンの皇帝様式になる。
新古典主義様式の「猫脚付き家具」、黒檀、真鍮と鼈甲の象嵌細工をみると、ジャンニ・ベルサーチのデザインと酷似している。黒檀の板に金色の列柱の装飾。古代ギリシアの様式が刻まれている。
新古典主義様式の代表的画家はジャック・ルイ・ダヴィッド、バスティーユ牢獄襲撃にも加わり、ジャコバン派の革命家である。
レオナルドは、古典主義者であることは言うまでもない。
■ベルサーチ
ベルサーチの故郷、レッジョ・ディ・カラブリアは、紀元前8世紀、ギリシアの植民都市レギオン(Rhegion)として建設された。古代ギリシア文化の香りがする地である。
2000年、トルコ一周の旅に出た時、イスタンブールの5☆ホテル、インターコンチネンタル・イスタンブールに4日宿泊したが、ここにはベルサーチのデザインによる家具が置かれていた。
■2月15日、金曜日夕方、「ルーヴル美術館展 フランス宮廷の美」東京都美術館をみて、乃木坂に向かい、
国立新美術館にて「文化庁メディア芸術祭」、「没後50年 横山大観」中期展示、2回目、みる。ここで偶然、知人の建築家夫妻に出会う。
金曜日夕方、美術館は、人がいない。人垣はない。『生々流転』ゆっくりと見る。
■2月22日、金曜日夕方、「没後50年 横山大観」後期展示、3回目、をみる。
金曜日夕方、美術館は、人がいない。『生々流転』巻末、黒雲の中に龍が隠れている。ゆっくりと見る。
「ルーヴル美術館展 フランス宮廷の美」東京都美術館
2008年1月24日(木)~4月6日(日)
http://www.asahi.com/louvre08/

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