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2008年5月24日 (土)

アン・リー『ラスト、コーション』・・・禁断の愛にあこがれるあなたに

Lust_caution_2008_0大久保 正雄『旅する哲学者 美への旅』より
禁断の快楽、禁断の愛。禁じられれば禁じられるほど、欲望は激しくなる。禁じられた恋は、激しく燃えさかるように。
だが、禁じられるものがない今、真実の愛は存在しない。なんでもありの現代、すべては利益のためだけに為される。人間は利用されるだけの手段である。人間は人間の敵である。愛はどこにも存在しない。
――
『ラスト、コーション』・・・禁断の愛に溺れたいあなたに
禁断の愛、禁断の快楽。
薄倖の女、過激なラブシーン、歴史の激流。禁断の愛の名作の条件を備えている。タン・ウェイ主演。
「色仕掛」で敵を陥れるという典型的なパターンである。美女が過酷な運命に会う姿を見ているだけで楽しめる。美女が過酷な運命に会う姿は、美しい。
これに対して、「飽食で、傲慢で、高慢な女」は醜い。見ているだけで不快である。タン・ウェイ(湯唯)は翳りのある美人。『美女図鑑』に収集しておくべき美女である。
■禁断の愛は、魅力的である
たとえば、リリアーナ・カヴァーニ『愛の嵐』1973年
デビッド・セルツァー『嵐の中で輝いて』1992年
いずれも第2次世界大戦下、敵味方にわかれる状況下で禁じられた愛の行方である。
『愛の嵐』は女優シャーロット・ランプリングの代表作、退廃的で自暴自棄な禁断の愛、倒錯の愛の名作。
禁じられれば禁じられるほど、魅きつけられるのが、恋愛の誘惑である。
心理学用語で「ロミオとジュリエット」効果である。
だが、すべてが許された現代、真の愛は成立しにくい。
――
アン・リー監督『ラスト、コーション』(Lust, Caution色|戒)、2007
 1942年、日本占領下の上海。抗日運動に身を投じる香港大学の女子大生ワンは、スパイを命じられる。美しき女スパイ、ワン(タン・ウェイ)は、敵対する政府高官、特務機関の首魁イー(トニー・レオン)暗殺の命を受ける。やがてその魅力でイーを誘惑することに成功したワンは、彼と危険な逢瀬を重ねる。死と隣り合わせの日常から逃れるように、暴力的な愛欲に激しく互いを求め合う二人。しかし、運命の時は刻々と迫る。『ブロークバック・マウンテン』のアン・リー監督が贈る、禁断のラブストーリー。第64回ヴェネチア国際映画祭にて金獅子賞受賞。
2008年2月2日よりシャンテ シネ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開、2007、中国
アン・リー監督、タン・ウェイ(湯唯)、トニー・レオン、王力宏(ワン・リーホン)、
予告編 http://www.wisepolicy.com/lust_caution/
★あなたの好きな美人女優はだれですか?
☆例えば、伊太利女優モニカ・ベルッチ(29)
Lustcaution_sub3

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コメント

知り合いが映画館幾つか持っていたので、随分昔は観ました・・・多いときはハシゴで!

小学生の頃は正統派が好きで;
デボラ・カー<黒水仙、王様と私>、グレース・ケリー<上流社会、真昼の決闘>、ジェニファー・ジョーンズ<慕情>、ティッピー・ヘドレン<鳥>など、金髪で額が広く鼻筋通った女優でした。

色気の付き始めた中学・高校では;
世界一の美女と言われたロッサナ・ポデスタ<トロイのヘレン>、アニタ・エクバーグ<甘い生活>、ソフィア・ローレン<エル・シド、向日葵>など、唇厚く肉欲的な女優に変わりました。

ここ十年位は、余り映画を観ていません!

ストーリーを重視しているからか、それとも監督が前面に出ているからか・・・俳優はツマミの存在で、興味を惹く女優(男優も)はいません!!

所詮、映画は映画・・・せめて夢くらい与えてくれなければ?、と思います!!

投稿: しゅんちゃん、ソフィア | 2008年5月24日 (土) 11時17分

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» アン・リー監督の「ラスト、コーション 色―戒」を観た! [とんとん・にっき]
1942年、日本占領下の上海。 人々に恐れられた、傀儡政権下特務機関の顔役 イー。 イー暗殺の命を受け、彼の元へと忍び寄る女スパイ ワン。 ワンはイーを誘惑し、やがてその魅力で彼を堕とすことに成功する。 人目をはばかる危険で激しい逢瀬を重ねるふたり・・・。... [続きを読む]

受信: 2008年5月25日 (日) 02時24分

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