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2008年10月13日 (月)

美の概念を定義することは難しい。・・・人間の法則(2)

Leonardo_2virg_p2_2 美の概念を定義することは難しい。・・・人間の法則(2)
It is difficult to define the concept of beuty.
美とは何かについては、自分が美しいと思えばそれでいい、という人が多い。
蓼食う虫も好き好き、である。
「美とは何か」を定義することは難しい。定義することは難しいが、主観の相違に解体されるものではない。
だが、「人は、なぜ美しいということがわかるのか」
「美とは何か」については、プラトン『ヒッピアス』『饗宴』『パイドン』『パイドロス』のなかで、探求がくり広げられている。歴史上、これを超える本はない。この書をお読み下さい。
といっても、読む人はいないでしょう。
美の定義については、15年前に私は哲学の論文を書きました。ご参照ください。

魂の美しさは、肉体の美しさより、美しい。・・・美の法則1 
「★★入門」のような、軽薄な哲学の本と称する物が、世の中に沢山あふれているが、それは贋物である。
「贋者は、贋物を好む」・・・人間の法則5
★あなたの好きな美しい風景は何ですか?
★あなたの好きな美人はだれですか?
 それは、何故ですか?

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コメント

美は主観的なものだ、と主張する哲学的議論は皆無でしょう。そこに何らかの普遍性を見いだそうと努力しているか、まったく議論しないかでしょう。

たとえば、カントは美を反省的判断力における快の感情として、普遍性を要求する主観性に位置づけました。美の感情は食の嗜好とはまったく別次元のものだからです。

ヴィトゲンシュタインにおいては、言語ゲームの中で美を考えることになるでしょうが、彼は一人称で語られるセンセーションについて詳細な議論を展開していますが、美については沈黙しているようです。

ところで、このサイトは美術館巡りの紹介ともなっていて、とても高雅な雰囲気をもっています。私ももっと美術館に行かなくてはという気にさせられます。

でも、同時にプラトンの著作も紹介されています。彼は芸術家の作品を原形よりもランクの低いものとして位置づけています。つまり私が言いたいのは『国家』における芸術家追放運動の議論のことです。

それに比して意外だったのは、シェリングが大学の芸術学部の存在を非常に高く評価していることです。しかし残念ながら、多くの綜合大学には美術学部はないですね。

いろいろ考えさせられます。また来ます。

投稿: Spinozist | 2008年11月16日 (日) 08時55分

> カントは美を反省的判断力における快の感情として、普遍性を要求する主観性に位置づけ> 美の感情は食の嗜好とはまったく別次元のもの

普遍性を追求する主観性、たしかにそうですね。これに対して、一般の人、例えば自分の好みにこだわる女性などは、主観性の塊です。
「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」:国立西洋美術館は、Spinozistさんの好みに合うと思います。是非ご覧ください。
プラトン『国家』についてももっと書きたいと思います。

投稿: leonardo | 2008年11月17日 (月) 01時46分

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