2008年美術展、年間ベスト10
1位「ジョン・エヴァレット・ミレイ展」(Bunkamuraザ・ミュージアム)
2位「対決-巨匠たちの日本美術」(東京国立博物館)
3位「薬師寺展」(東京国立博物館)
4位「大琳派展」(東京国立博物館)
5位「ウルビーノのヴィーナス」(国立西洋美術館)
6位「フェルメール展」(東京都美術館)
7位「コロー展」(国立西洋美術館)
8位「速水御舟展」(平塚市美術館)
9位「琳派から日本画へ」(山種美術館)
10位「レオナール・フジタ展」(上野の森美術館)
「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」(国立西洋美術館)
■「ジョン・エヴァレット・ミレイ展」は5回行った。友人に奨め、ソプラノ歌手の川口聖加さんにも奨めて一緒に観た。
「対決-巨匠たちの日本美術」は3回。「薬師寺展」2回。「大琳派展」2回。「ウルビーノのヴィーナス」2回。「フェルメール展」2回。「コロー展」3回。
みるたびに世界は深まって行く。2008年、美術館は約100回行った。2008年は、美術展が花盛りだった。
■2008年9月、リーマン・ブラザーズの破産に始まり、米国五大投資銀行の消滅、金融資本主義の破綻によって、世界は激動の時代を迎えた。2009年は、1929年以来80年ぶりの世界恐慌が始まった。民主党のオバマ大統領の誕生によって、新自由主義経済に終止符が打たれ、新たなる旅立ちとなることを願ってやまない。
■東京国立博物館は、2008年、大規模な展覧会が多く、これを超える展覧会ができるのか?多くの美術マニア、美術ブロガーは、疑問に思っている。
今年は予想された以上に優れた美術展が多い。美術マニアは、至福の時間を味わったという。比較展示する美術展が多く、考える要素が多いのは、よい傾向である。
■世界中から名画を集めて、東京で美術展をひらいている。莫大な資金が投下されている。今年は、予想以上に充実した年であった。アメリカの金融資本主義の崩壊とともに没落する日本経済。日本帝国、衰退の前の最後の輝きであろうか。
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