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2011年1月 7日 (金)

2010年展覧会ベスト10

2010030301  「長谷川等伯展」、「円山応挙展」は日本美術史至高の作品群の高峰の一つ、空前絶後、記録に残る美術展であった。
1、没後400年 特別展 長谷川等伯(東京国立博物館)
2、円山応挙 (三井記念美術館)
3、ベルギー王立図書館所蔵 ブリューゲル版画の世界 (Bunkamuraザ・ミュージアム)
4、美しき挑発 レンピッカ展 (Bunkamuraザ・ミュージアム)
5、歌川国芳 -奇と笑いの木版画(府中市美術館)
6、オルセー美術館展2010「ポスト印象派」(国立新美術館)
7、ドガ展 (横浜美術館)
8、ゴッホ展 (新国立美術館)
9、アルブレヒト・デューラー版画・素描展 ―宗教・肖像・自然― (国立西洋美術館)
10、マネとモダン・パリ (三菱一号館美術館)
2010年は日本美術と印象派の美術展が豊富で充実していた。
■「長谷川等伯展」、「円山応挙展」、前代未聞、空前絶後の規模であり、日本国内にあっても一堂に会することは至難の業である。門外不出の寺院の秘宝、公開が稀な作品が展示され、画期的な展覧会。数十年に一度の美術展である。
「長谷川等伯展」は、細密な仏画、狩野永徳の向うを張る絢爛豪華な障壁画、時代の荒波の中で若くして死んだ息子久蔵、松林図の寂寥感に満ちた水墨画の世界、波瀾の人生を生きた長谷川等伯の生涯を、多様な絵画藝術にたどる。「枯木猿猴図」前期展示「竹林猿猴図屏風」後期展示、は生命への慈しみが溢れている。
 長谷川等伯筆「枯木猿猴図」(大徳寺龍泉庵蔵) 重文、「竹林猿猴図屏風」桃山時代 六曲一双(相国寺蔵)は、牧谿「観音猿鶴図」(大徳寺蔵)に学んだと思われる美しい傑作である。
「円山応挙展」は、代表作『雪松図』を初め、寺院に秘蔵されている屏風が披瀝された。
「雪舟展」東京国立博物館2002、「空海と高野山」東京国立博物館2004、と同じく必見の美術展である。
「空海と高野山」東京国立博物館2004では、弘法大師空海に最もゆかりの深い宝物で、真言宗の秘宝とされてきた「高野山・三大秘宝」、国宝『諸尊仏龕』『三鈷杵』国宝『聾瞽指帰』、が初めて揃って披瀝され、151件の至宝が展示された。2011年は「空海と密教美術」東京国立博物館7/2~9/25がある。
★長谷川等伯 重文「枯木猿猴図」大徳寺龍泉庵蔵、
 http://mediterranean.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-33b2.html

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コメント

気に入った作品に出会ったから良い展覧会であると言ってしまうと、大金を積んで借りてくる、大規模な興行的展覧会(オルセー美術館展やらゴッホ展など・・・)ばかりになってしまいます。地道に作品をあちこちから集めてくる展覧会を積極的に評価してあげてください!展覧会のコンセプトを見てあげてください!お願いします。

投稿: kitagawa | 2011年4月 4日 (月) 14時37分

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今年は「印象派年」、何らかの「印象派関連」の展覧会が、どこの美術館でも企画に上っていました。なかでもオルセー美術館関連の展覧会が、観客数も多く、話題に上りました。千葉市美術館や板橋美術館、それに加えて府中市美術館など、毎回、新鮮な企画で、楽しませていただきまし... [続きを読む]

受信: 2011年1月 7日 (金) 23時43分

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