2011年展覧会ベスト10・・・『旅する哲学者 美への旅』
大久保 正雄『旅する哲学者 美への旅』より
東日本大震災(3.11)、大津波は、貞観地震(平安時代、貞観11年5月26日ユリウス暦869年7月9日)以来の規模、日本国家システムを覆す災害であった。「空海と密教美術展」、「大英博物館 古代ギリシャ展-究極の身体、完全なる美」は最高だった。「空海と密教美術展」は、日本美術史至高の作品群、記録に残る美術展である。「空海と高野山展」2005に匹敵する。大英博物館から旅してきた古代ギリシャ美術との夏のめぐり会いは奇しき因縁である。
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1、「空海と密教美術展」東京国立博物館
2、「大英博物館 古代ギリシャ展-究極の身体、完全なる美」国立西洋美術館
3、「ボストン美術館 浮世絵名品展 錦絵の黄金時代―清長、歌麿、写楽―」山種美術館、千葉市美術館
4、「写楽展」東京国立博物館
5、「酒井抱一と江戸琳派の全貌」千葉市美術館
6、「運慶―中世密教と鎌倉幕府」神奈川県立金沢文庫
7、「フェルメールからのラブレター展」Bunkamuraザ・ミュージアム
8、「シュルレアリスム展―パリ、ポンピドゥセンター所蔵作品による」新国立美術館
9、「ジョセフ・クーデルカ プラハ1968」東京都写真美術館
10、「シュテーデル美術館所蔵フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展」Bunkamuraザ・ミュージアム
「ゴヤ展」国立西洋美術館
「レンブラント 光の探求/闇の誘惑」国立西洋美術館
「五百羅漢―増上寺秘蔵の仏画 幕末の絵師 狩野一信」江戸東京博物館
「磯江毅=グスタボ・イソエ」練馬区立美術館
「法然と親鸞」東京国立博物館
「歌川国芳 幕末の奇才浮世絵師」森アーツセンター・ギャラリー
「松井冬子展 世界の子どもたちと友達になれる」 横浜美術館
「ぬぐ絵画―日本のヌード 1880-1945」東京国立近代美術館
「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」国立新美術館
「山種美術館創立45周年記念特別展 ザ・ベスト・オブ・山種コレクション」前期、山種美術館
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【美について】
美術館を歩いて作品を見ることは、美について考えることへと通路を開く。大久保正雄
美について考えると、魂と肉体のつながりに考えが及ぶ。大久保正雄
十六歳で美しいのは自慢にはならない。でも六十歳で美しければ、それは魂の美しさだ。(M.ストープス)
僕は二十歳だった。それが人生で一番美しい年齢だなどとは誰にも言わせまい。(ポール・二ザン)
すぐれた人間の大きな特徴は、不幸で、苦しい境遇にじっと耐え忍ぶことだ。ベートーヴェン
若い者も美しい。しかし、老いたる者は若い者よりさらに美しい。W・ホイットマン
★大久保正雄『美の名言集』より
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