« 寒河江智果『愛逢月』・・・愛は蘇る | トップページ | 大英博物館 古代エジプト展・・・永遠の生命とは何か »

2012年8月 2日 (木)

生誕120年福田平八郎と日本画モダン・・・福田平八郎「牡丹」、花の命は短く、美しい

20120526001大久保 正雄『旅する哲学者 美への旅』より
静寂な空間のなかに満開の牡丹が咲き乱れている。美しく、悲しく、妖艶である。花の命は短く、美しい時はつかの間である。女の美しさのように。裏彩色から浮かび上がる花の生命、花の魂を感じる。静けさのなかに気品がある。日々、殺し合いのような日常業務のなかで、命を込めた藝術をみると、心癒される。
宗画の細密な写実の技法で描かれた若き日の画家の作品。画家福田平八郎(1892-1974)、32歳の時の作品。
大久保 正雄『旅する哲学者 美への旅』より
――
★展示作品
福田平八郎「牡丹」2曲1隻、大正13年(1924)
福田平八郎「漣」昭和7年(1932年)大阪市立近代美術館建設準備室蔵
俵屋宗達、本阿弥光悦 「四季草花 和歌短冊帖」紙本、金銀泥
加山又造「濤と鶴」1977、紙本、彩色。
「百花繚乱 桜・牡丹・菊・椿」展、山種美術館2011でもみた『牡丹』が美しい。
――
★生誕120年福田平八郎と日本画モダン、山種美術館
2012年5月26日(土)~7月22日(日)

|

« 寒河江智果『愛逢月』・・・愛は蘇る | トップページ | 大英博物館 古代エジプト展・・・永遠の生命とは何か »

日本画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 生誕120年福田平八郎と日本画モダン・・・福田平八郎「牡丹」、花の命は短く、美しい:

« 寒河江智果『愛逢月』・・・愛は蘇る | トップページ | 大英博物館 古代エジプト展・・・永遠の生命とは何か »