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2012年11月

2012年11月21日 (水)

大久保正雄 著作目録 5詩と詩論

Botticelli_birth_of_venus_2_2 大久保正雄 著作目録 5詩と詩論
詩篇
1 「地中海詩篇」詩誌『酒乱』第3号2009
  輝ける海
  旅する哲学者、黄昏の海
  魂の翼
2 「詩篇 海のみえる丘」詩誌『酒乱』第4号2010
  海のみえる丘
  黄昏の飛行
  夕暮れの神殿
3 「詩篇 空海の海」詩誌『酒乱』第5号2011
  森の目覚め
  空海の海
  月光の海
4 「詩篇 花盛りの京都 幻の都へ」詩誌『酒乱』第6号2013
  黄昏の密教寺院、花ざかりの森
  ヴェネツィア、滅亡の都にて
  エーゲ海の光降る島、黄昏の海
5 詩集『魂の目』無尽蔵、1998
  黄金の午後
  黄昏の丘
  泥沼に百合は咲かない
  密林の闇にさく紫の蘭
  愛のように甘く死のように美しく
  優雅な生活が最高の復讐である

詩論
1 「斷崖の美學 美をめぐる戦い 新古今和歌集の美學(1)」
   「法科論集」第4号、1990
2 「闇の中にただよう香り 新古今和歌集の美學 第二章」
   大久保正雄『魂の目』無盡藏、所収 1997、10月
3 「プラトンと詩と哲学 ―詩的直観と哲学的直観―」
   詩誌『酒乱』第3号2009
4 「ギリシア悲劇とプラトン哲学の迷宮 ―ことばの迷宮―」
   詩誌『酒乱』第4号2010
5 「プラトン哲学と空海の密教 ―書かれざる教説(agrapha dogmata)と詩のことば―」
   詩誌『酒乱』第5号2011
6 「美の奥義 プラトン哲学におけるエロス(愛)とタナトス(死)」
   詩誌『酒乱』第6号2013

★大久保正雄 著作目録1~5
http://mediterranean.cocolog-nifty.com/blog/cat23372542/index.html
大久保正雄 著作目録 1哲学編
http://t.co/v1qcHwNT
大久保正雄 著作目録 2地中海編
http://t.co/rNgEzriu
大久保正雄 著作目録 3都市論、国家論編
http://t.co/D71A4hFG
大久保正雄 著作目録 4言語編
http://t.co/ldw4EhRf

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2012年11月18日 (日)

ポール・デルヴォー 夢をめぐる旅・・・夢と現実の織りなす世界

2012091203 枯葉舞う道を歩いて、美術館に行く。デルヴォーの風景をみると、エフェソス、イタリア、ギリシアの風景とヨーロッパの夜景を思い出す。静寂と幻想の画家デルヴォー。古代ギリシア神殿を背景に、ヌードの女性、建築、電車が象徴的に描かれる。現実の世界から異世界に迷い込む。ノスタルジーを誘うのは何故か。「夜の使者」の女がもってくる手紙は、何を告げるのか。
世界は、夢と現実とでできている。夢は現実を変え、世界を変える鍵である。夢と現実を結ぶものは愛である。
ポール・デルヴォー(1897~1994)は、13歳の時、ホメロス『オデュッセイア』を読む。30歳の時、デ・キリコの作品と出会う。35歳の時『眠れるヴィーナス』をスピッツネル博物館でみる。40歳の時、はじめてイタリアに旅行する。デルヴォーにとって、一人の女性との運命的な出会いと再会が重要であった。
1929年32歳の時、運命の恋人アンヌ=マリー・ド・マルトラール(タム)と出会う。しかし、恋人と両親の反対により別離、両親の死、別れから17年後、恋人と運命的な再会を果たす。
「ベルギー幻想美術館 クノップフからデルヴォー、マグリットまで」2009年Bunkamuraを思い出す。姫路市美術館は『海は近い』など139点を所蔵。横浜美術館は『階段』など18点を所蔵する。
大久保正雄
■展示作品
「行列」1963年 ポール・デルヴォー財団蔵
「エペソスの集い2」1973年 ポール・デルヴォー財団蔵
「夜の使者」1980年 ポール・デルヴォー財団蔵
「夜明け」1944年 個人蔵
「トンネル」1978年、油彩、カンバス、150×250センチ)=ポール・デルヴォー財団蔵Paul Delvaux Foundation,Belgium
■展示構成
第1章:写実主義と印象主義の影響
第2章:表現主義の影響
第3章:シュルレアリスムの影響
第4章:ポール・デルヴォーの世界
 欲望の象徴としての女性、男性の居場所
 生命の象徴としての骸骨
 汽車、トラム、駅
 建築的要素
 ルーツとしての過去のオブジェ
 フレスコ壁画
第5章:旅のおわり
――――――――――
 ポール・デルヴォー(1897-1994)は、ベルギーのシュルレアリスム絵画を代表する画家です。現実を超えた世界を描くシュルレアリスムの画家のなかでも、とりわけ幻想的な作風で知られます。古代神殿(こだいしんでん)の立ち並ぶ風景を電車が走り、うつろな瞳の女性たちがさまよう、静かでどこか冷たい世界。しかし、夢の世界と現実とが一続きになっているような不思議な空間に、見る人は思わず引き込まれます。
 デルヴォーの作品には、電車、神殿、ランプ、骸骨(がいこつ)、女性など同じモティーフが、くり返し描かれます。それは、例えば、駅長になるという夢を持つほど電車好きだった幼い頃、あるいは、教室で骨格標本(こっかくひょうほん)を見て衝撃を受けたという少年時代の思い出など、画家の個人的な体験や日常生活に結びついています。デルヴォーは、身の回りのありふれた物を糸口にして、超現実世界へとつながる扉を開こうとしたのです。
 この度の展覧会では、シュルレアリスム時代の代表作をはじめ、これまでほとんど紹介されることのなかった最初期の油彩画やデッサン、制作に用いたモティーフも紹介し、画家の創作の原点を探ります。日本ではおよそ10年ぶりの回顧展となります。出品作、約80点のうちおよそ半数以上が日本初公開の作品です。
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/
――――――――――
■府中市美術館 2012年24年9月12日(水曜日)から11月11日(日曜日)
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/
【巡回】11月17日~2013年1月14日 下関市立美術館
2013年1月22日~3月24日 埼玉県立近代美術館
2013年4月6日~5月26日 岡崎市美術博物館
2013年6月~7月中旬(予定)浜松市美術館
2013年7月下旬~9月(予定)秋田市立千秋美術館
★「夜の使者」1980年
★「トンネル」1978年
2012091201 

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2012年11月10日 (土)

ラファエロ展、国立西洋美術館・・・愛された画家

Raphael_madonna_dell_granduca_2012 ラファエロの絵を私が見たのは、フィレンツェ、ローマ、ミラノ、ウィーン、ドレスデン、マドリッドである。『アテナイの学堂』『小椅子の聖母』『ヴェールの女』『キリストの変容』は、不滅の傑作である。ラファエロ・サンツイオ(1483~1520)が愛される理由はなぜか。
『ヴェールの女』は、まるで現実に血が通い生きているかのような絵画の美しさである。ピッティ宮殿で再会すると、生きているような人間性を感じる。上品な美しさがある。『小椅子の聖母』(パラティーナ美術館)は、魅惑の美しさである。ラファエロは聖母子像が著名、多くの愛好家がいる。『システィーナの聖母』は、天使が好まれている。
ヴァティカン宮殿ラファエロの間、署名の間『アテナイの学堂』は、文化史の奇跡、ギリシア文化の再生の象徴であり、遠近法によって構築された、ルネサンスの古典的調和がある。ルネサンス三大巨匠のなかで、ルネサンス的調和があるのはラファエロである。
1505年、ラファエロ(22才)は、レオナルド(53才)を工房に訪ねて会った。レオナルド『レダ』『モナリザ』から、深い影響を受けた。ラファエロが、遠近法を学んだのはだれからか。ピエロ・デッラ・フランチェスカは15世紀の遠近法の最高の巨匠と分析されている。
サン・ピエトロ大聖堂の建築監督ドナト・ブラマンテが1514年に死去し、ラファエロがその後任についた。しかしラファエロもサン・ピエトロ建設中の1520年に死去。ミケランジェロによる設計が採用されている。
才能きらめくさなか、ラファエロは、ローマにて、37才で死ぬ。30歳代で死んだ藝術家、才人は歴史に名をとどめる。アレクサンドロス大王は33歳で死に、クレオパトラは39歳で死んだ。
大久保正雄
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「ラファエロ | Raffaello」国立西洋美術館
「ルネサンスを代表する画家、ラファエロ。」
ラファエロ・サンツィオはレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロと並び3大巨匠とも称されるイタリア・ルネサンス(15世紀~16世紀)の画家です。甘美で幸福感あふれる画風は、当時から絶大な人気を誇り、西洋では長年にわたって美術のお手本とされてきました。
「早熟の天才が送った、華やかな人生。」
1483年、イタリア中部の町ウルビーノでラファエロは生まれました。宮廷画家だった父らに絵を学んだ彼は、ペルージャのペルジーノ、フィレンツェのレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロらの表現を吸収して腕を磨きました。1508年には教皇によってローマに招聘されます。卓越した才能、美しい容姿、社交的な性格が教皇や貴族に愛されました。そしてヴァチカン宮殿の壁画を制作するなど栄光を手にしますが、37歳という若さで生涯を閉じました。
「“聖母子の画家”、代表作を日本初公開。」
ラファエロといえば、聖母マリアとキリストを愛らしく描いた“聖母子像”が有名です。あらゆる画家が手掛けた主題ではありますが、ラファエロの描いた作品には深い愛情とやすらぎがあふれています。本展では、最高傑作に数えられる《大公の聖母》を初めて日本で公開します。18世紀にトスカーナ大公(現トスカーナ州の前身国家の君主)が愛蔵し、決して自分の手元から離さなかったことから、その名がつけられました。
「待望のラファエロ展、ついに実現!」
ラファエロの作品はその貴重さゆえに、ヨーロッパでも大規模な展覧会を開催するのが困難と言われてました。そのラファエロ展がヨーロッパ以外の地で初めて開催されます。イタリアの全面協力のもと、20点を超えるラファエロ作品が、同国各地とルーブル美術館、プラド美術館などから集まり、東京の春を優美に彩ります。
国立西洋美術館
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■「ラファエロ | Raffaello」国立西洋美術館
2013年3月2日(土)~6月2日(日)
http://raffaello2013.com/
★ラファエロ『大公の聖母』(パラティーナ美術館)

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