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2012年11月18日 (日)

ポール・デルヴォー 夢をめぐる旅・・・夢と現実の織りなす世界

2012091203 枯葉舞う道を歩いて、美術館に行く。デルヴォーの風景をみると、エフェソス、イタリア、ギリシアの風景とヨーロッパの夜景を思い出す。静寂と幻想の画家デルヴォー。古代ギリシア神殿を背景に、ヌードの女性、建築、電車が象徴的に描かれる。現実の世界から異世界に迷い込む。ノスタルジーを誘うのは何故か。「夜の使者」の女がもってくる手紙は、何を告げるのか。
世界は、夢と現実とでできている。夢は現実を変え、世界を変える鍵である。夢と現実を結ぶものは愛である。
ポール・デルヴォー(1897~1994)は、13歳の時、ホメロス『オデュッセイア』を読む。30歳の時、デ・キリコの作品と出会う。35歳の時『眠れるヴィーナス』をスピッツネル博物館でみる。40歳の時、はじめてイタリアに旅行する。デルヴォーにとって、一人の女性との運命的な出会いと再会が重要であった。
1929年32歳の時、運命の恋人アンヌ=マリー・ド・マルトラール(タム)と出会う。しかし、恋人と両親の反対により別離、両親の死、別れから17年後、恋人と運命的な再会を果たす。
「ベルギー幻想美術館 クノップフからデルヴォー、マグリットまで」2009年Bunkamuraを思い出す。姫路市美術館は『海は近い』など139点を所蔵。横浜美術館は『階段』など18点を所蔵する。
大久保正雄
■展示作品
「行列」1963年 ポール・デルヴォー財団蔵
「エペソスの集い2」1973年 ポール・デルヴォー財団蔵
「夜の使者」1980年 ポール・デルヴォー財団蔵
「夜明け」1944年 個人蔵
「トンネル」1978年、油彩、カンバス、150×250センチ)=ポール・デルヴォー財団蔵Paul Delvaux Foundation,Belgium
■展示構成
第1章:写実主義と印象主義の影響
第2章:表現主義の影響
第3章:シュルレアリスムの影響
第4章:ポール・デルヴォーの世界
 欲望の象徴としての女性、男性の居場所
 生命の象徴としての骸骨
 汽車、トラム、駅
 建築的要素
 ルーツとしての過去のオブジェ
 フレスコ壁画
第5章:旅のおわり
――――――――――
 ポール・デルヴォー(1897-1994)は、ベルギーのシュルレアリスム絵画を代表する画家です。現実を超えた世界を描くシュルレアリスムの画家のなかでも、とりわけ幻想的な作風で知られます。古代神殿(こだいしんでん)の立ち並ぶ風景を電車が走り、うつろな瞳の女性たちがさまよう、静かでどこか冷たい世界。しかし、夢の世界と現実とが一続きになっているような不思議な空間に、見る人は思わず引き込まれます。
 デルヴォーの作品には、電車、神殿、ランプ、骸骨(がいこつ)、女性など同じモティーフが、くり返し描かれます。それは、例えば、駅長になるという夢を持つほど電車好きだった幼い頃、あるいは、教室で骨格標本(こっかくひょうほん)を見て衝撃を受けたという少年時代の思い出など、画家の個人的な体験や日常生活に結びついています。デルヴォーは、身の回りのありふれた物を糸口にして、超現実世界へとつながる扉を開こうとしたのです。
 この度の展覧会では、シュルレアリスム時代の代表作をはじめ、これまでほとんど紹介されることのなかった最初期の油彩画やデッサン、制作に用いたモティーフも紹介し、画家の創作の原点を探ります。日本ではおよそ10年ぶりの回顧展となります。出品作、約80点のうちおよそ半数以上が日本初公開の作品です。
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/
――――――――――
■府中市美術館 2012年24年9月12日(水曜日)から11月11日(日曜日)
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/
【巡回】11月17日~2013年1月14日 下関市立美術館
2013年1月22日~3月24日 埼玉県立近代美術館
2013年4月6日~5月26日 岡崎市美術博物館
2013年6月~7月中旬(予定)浜松市美術館
2013年7月下旬~9月(予定)秋田市立千秋美術館
★「夜の使者」1980年
★「トンネル」1978年
2012091201 

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コメント

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。

投稿: 投資の税金 | 2013年3月23日 (土) 12時34分

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