2013年 美術展ベストテン・・・幻の都市への旅
美術館に行くと、旅した美しい都市を思い出す。スペイン、大地のなかに孤立した都市トレド。哀愁のフィレンツェ。輝くエーゲ海。黄昏の都ウィーン。マドリッド、ティッセンボルネミサ美術館でみた「エル・グレコ展」。再会した「白貂の毛皮をまとう貴婦人」。
地中海の旅の美しい日々の思い出が蘇る。階級社会を逃れて、英国人、フランス人、ドイツ人、詩人、思想家、藝術家たちが旅した地中海。ローマ人が旅した、ギリシア、アテネ。
花の都、京都は、遠くにありて思う都でもあった。幻の美しい都市。尾形光琳の描いた屏風の世界。藝術でつくられた幻影の空間。理想郷。藝術の世界の旅は、桃源郷への旅である。
1 「エル・グレコ展」東京都美術館
2 「ルーヴル美術館展 地中海四千年のものがたり」東京都美術館
3 「京都―洛中洛外図と障壁画の美」東京国立博物館
4 「貴婦人と一角獣」国立新美術館
5 「書聖 王羲之」東京国立博物館
6 「竹内栖鳳」東京国立近代美術館
7 「興福寺仏頭展」東京藝大美術館
8 「ミケランジェロ展」国立西洋美術館
9 「ターナー展」東京都美術館
10 「ウィリアム・モリス 美しい暮らし」府中市美術館
「天上の舞 飛天の美」サントリー美術館
「レオナルド展」東京都美術館
「ラファエロ展」国立西洋美術館
「上海博物館 中国絵画の至宝」東京国立博物館
「プーシキン美術館展」横浜美術館
「下村観山展」横浜美術館
「和様の書」東京国立博物館
「夏目漱石の美術世界展」東京藝大美術館
「狩野山楽・山雪」京都国立博物館
「描かれた都-開封・杭州・京都・江戸」大倉集古館
「アンドレアス・グルスキー展」国立新美術館
「大神社展」東京国立博物館
「飛騨の円空―千光寺とその周辺の足跡―」東京都国立博物館
「百花繚乱―花言葉・花図鑑―」山種美術館
「琳派から日本画へ」山種美術館
「再興院展100年記念 速水御舟 ―日本美術院の精鋭たち―」山種美術館
「印象派を超えて―点描の画家たち ゴッホ、スーラからモンドリアンまで」国立新美術館
「谷文晁展」サントリー美術館
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