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2014年3月

2014年3月25日 (火)

孫崎享「グローバル時代を生きる人類の智慧 国家戦略」対談&講演会

孫崎享「グローバル時代を生きる人類の智慧 国家戦略」対談&講演会
対談 孫崎享×大久保正雄
国家存亡の時、人生の存亡の時、考えるべき戦略とは何か。戦略なき国家は滅亡する。これから100年を生きる戦略とは何か。隠された真実とは何か。国家戦略の第一人者、情報分析の専門家、孫崎先生と考える。
2014年5月25日 午後2時~4時
上智大学 2号館508教室 (定員120名)
20140525sophia_2――――――――――
孫崎享
元外務省国際情報局長、元駐イラン大使。元防衛大学校教授。『日本人のための戦略的思考入門』祥伝社新書、『情報と外交』PHP、『日米同盟の正体 迷走する安全保障』講談社現代新書、『戦後史の正体』創元社、『小説 外務省』現代書館、他。上智大学にて講義『国家戦略論』2011年~2014年。
「孫崎享のつぶやき」http://ch.nicovideo.jp/magosaki/
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大久保正雄
『ことばによる戦いの歴史としての哲学史』理想社、「美の奥義 プラトン哲学におけるエロス(愛)とタナトス(死)」、「ギリシア悲劇とプラトン哲学の迷宮」、「プラトン哲学と空海の密教 書かれざる教説」、「ミケランジェロ、さまよえる孤独な魂」、「花盛りの京都、幻の都へ」、「国家は滅びても、都市は滅びない」他。
「地中海紀行」http://homepage3.nifty.com/odyssey/00c8c001.html
http://mediterranean.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/post-6c24.html
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上智大学ソフィアNEXT100プロジェクト 
ソフィア文化芸術ネットワーク    参加者、募集中。
★問い合わせ 上智大学ソフィア会Tel.03-3238-3041 http://www.sophiakai.gr.jp/
2013042001

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2014年3月16日 (日)

「ザ・ビューティフル ― 英国の唯美主義 1860‐1900」・・・大英帝国の黄昏

201401300201401301大久保 正雄『旅する哲学者 美への旅』より
1月29日、朝、美術館に行く。唯美主義、耽美派の美術展。英国は、詩の王国である。帝国の黄昏に咲く最後の美の花、退廃の美である。
19世紀、大英帝国ヴィクトリア朝時代(1837年から1901年)、ロマン主義、ラファエル前派、唯美主義、アート・アンド・クラフト。黄昏にひらく愛と美の花。イギリス美術の黄金時代である。
唯美主義(Aestheticism)は、視覚的美、感覚的美の追求の藝術である。一八六〇年代から、ロセッティ、モリス、ホイッスラーらによって始められ、フレデリック・レイトン、アルバート・ムーアたちのイギリス古典主義「オリンピアの画家たち」によって展開された。唯美主義の美の象徴は、「孔雀の羽」によって表現される(フレデリック・レイトン『パヴォニア』1858-59年)。産業革命後、世界の工場と化し大英帝国の繁栄のなかで蔓延した物質主義に抵抗して藝術至上主義「藝術のための藝術(Art for Art’s sake)」を主張した。ウィリアム・モリスの「生活と藝術を一致させる」アーツ・アンド・クラフト運動へと展開し、華麗な装飾藝術を生みだした。19世紀末オスカー・ワイルド、ビアズリーの世紀末藝術のデカダンスへと解体して行く。 「現代は労働過剰で教育不足の時代だ。人々は勤勉になるあまり、完全に知性を失っている。」「自分を愛することは、一生のロマンスのはじまり。」オスカー・ワイルド
■展示作品
ダンテ・ガブリル・ロセッティ「愛の杯」1867国立西洋美術館
フレデリック・レイトン『パヴォニア』(1858-59年 個人蔵)
フレデリック・レイトン「さくらんぼ」(1864-65年ブラックバーン美術館)
アルバート・ムーア「真夏」(1887年ラッセル=コート美術館)
アルバート・ムーア「花」(1881年テート・ギャラリー)
アルバート・ムーア「夢みる人々」(1850-82年バーミンガム美術館)展示中止
ウィリアム・モリス「タイル・パネル」1876ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館
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19世紀半ばに興ったイギリスの唯美主義に焦点をあて、絵画から宝飾品に至るまでの幅広い作品を集めた展覧会です。 産業革命の成功で繁栄するヴィクトリア朝時代のイギリスで、功利主義に異を唱え、物事の美しさを主張する人々が前衛芸術家たちの中から生まれてきました。その作品には、物語や教訓ではなく、視覚・触覚的な悦びを重視し、絵画や工芸だけでなく日用品のデザインまでをも華やかにしていきます。古代ギリシャやジャポニズムの影響も受けており、ロセッティやホイッスラーは扇や染付の収集に力を入れました。パトロンたちは唯美主義者たちの作品を購入するほかに、住居や服装を美的に整えるなど、生活様式も取り入れました。やがて、大衆へと浸透し大きな運動へと発展します。
会場では、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館の所蔵品をベースに油彩、水彩、素描、家具、工芸、宝飾品など約140点を展示。ラファエル前派を率いたダンテ・ゲイブリル・ロセッティからアルバート・ムーア、オーブリー・ビアズリー、オスカー・ワイルドに至るまで、多様で独創的な美と悦楽の世界を楽しめます。 http://mimt.jp/
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「ザ・ビューティフル ― 英国の唯美主義 1860‐1900」 2014年1月30日(木)~5月6日(火・祝) 三菱一号館美術館(東京都千代田区丸の内2-6-2) 
http://mimt.jp/

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