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2026年5月 3日 (日)

島薗進、宗教学講演会「宮沢賢治・ゴッホ・菩薩道」5月31日上智大学1号館202教室、14時~16時、参加費1000円。他大学も可。ソフィア文化芸術ネットワーク 上智大学ソフィア会、03-3238-3041

島薗進、宗教学講演会「宮沢賢治・ゴッホ・菩薩道」5月31日上智大学1号館202教室、14時~16時、参加費1000円。他大学も可。ソフィア文化芸術ネットワーク 上智大学ソフィア会、03-3238-3041

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【質疑応答:島薗進×大久保正雄】『ことばによる戦いの歴史としての哲学史」理想社、哲学、美術評論。
宮澤賢治(1896-1933)明治29年、岩手県花巻生れ。盛岡高等農林学校卒。富商の長男。日蓮宗徒。1921(大正10)年から5年間、花巻農学校教諭。中学時代からの山野跋渉が、彼の文学の礎となった。教え子との交流を通じ岩手県農民の現実を知り、羅須地人協会を設立、農業技術指導、レコードコンサートの開催など、農民の生活向上をめざし粉骨砕身するが、理想かなわぬまま過労で肺結核が悪化、最後の5年は病床で、作品の創作や改稿を行った。生前刊行されたのは、詩集『春と修羅』童話集『注文の多い料理店』(1924)のみ。
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参考文献
島薗進×大久保正雄『死生学 ファンタジーと魂の物語』2019
http://mediterranean.cocolog-nifty.com/blog/2019/08/post-9dce13.html
1、宮澤賢治『雁の童子』、『インドラの網』について
2、天正、織田信長、改元の目的は何か。
3、密教真言について
4、【藝術と魔術】
5、学問の不可欠な要素について
【解説】 質疑応答『死生学 ファンタジーと魂の物語』2019
大久保正雄

質疑応答、島薗進×大久保正雄『死生学 宗教の名著』2018
http://mediterranean.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/post-6c7b.html
1、宗教にある「遊戯人」の要素について 
2、宗教における「現世の階級社会、価値観の否定」について
3、織田信長と禅僧、沢彦宗恩、禅の老荘思想について
4、空海の密教とプラトン哲学の世界観について
5、宗教、学問、藝術は、運命と環境との戦い
6、3つの時間論。自分が生きたい時間論を選ぶならば、何を選びますか
7、『銀河鉄道の夜』の主題。
8、若き日にもっていた純粋さ、心の美しさを多くの人は失う。純粋さ、心の美しさを持ちつづけるために必要な精神、美質とは何か。島薗先生のご意見をお聞きします。

島薗進×大久保正雄「死生学 ファンタジーと宗教」2017
http://mediterranean.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-8f05.html
1、宗教とは何か
大久保正雄
宗教の本質は何か。信仰。祈り。儀礼。幻想。癒し。救い。神殿。聖なる空間。宗教の定義は何か。例えば、*ソクラテスの祈り(プラトン『パイドロス』)*「當麻寺、中将姫の聖衆来迎練供養会式」
2、宗教が生まれる原因は何か
3、世界観の選択。世界の様々な宗教の世界観(Weltanschauung)の選択、その根底にあるものは何か。
4、藝術家と宗教について。孤高の藝術家、壮絶な人生を生きる藝術家。藝術家は、苦悩の人生、壮絶な人生を生きる時、思想、宗教を心の支えとする。例えば、李白、葛飾北斎
5、ファンタジーには、天から降りてきた人のテーマがある。純粋な魂が、天から降りてきて、地上で苦の修行をして、天に還る。例えば、『星の王子さま』、宮澤賢治『雁の童子』、プラトン『パイドロス』魂のミュートス。*
6、織田信長と天の思想。織田信長は、天の思想をもっていて、自らの仕事を天命と考えていたといわれる。安土城天主閣は、5層7階の天主閣、儒教、道教、仏教の世界観の屏風絵があった。天正の暦を天皇に採用させた。織田信長は、ローマから西洋の考えを輸入しようと考えた。宗教弾圧、藝術弾圧したのは、秀吉、家康である。(*大久保正雄『メディチ家と織田信長』)
7、『秘密曼陀羅十住心論』。空海『秘密曼陀羅十住心論』『秘蔵宝鑰』『聾瞽指帰』。
8、父殺しのテーマと宗教の誕生はどうかかわるのか。
9、人の痛みを知る心をもつことは極めて難しい。どのようにすれば、人の痛みを知る心を持つことができるのか。
10、理念の崩壊は『純粋理性批判』から始まった。『純粋理性批判』によって形而上学が否定された。「形而上学の崩壊」によって宗教の理想、プラトンの理念の崩壊が始まった。
島薗進×大久保正雄「死生学 人の心の痛み」2016
1、他界からの訪問者。「他界からの訪問者」の物語、「他界憧憬」について。(宮澤賢治『風の又三郎』。「純粋な魂が、天界からやってきて、この世で苦難を経験し、天界へ帰って行く」という世界観がある。
2、輪廻転生。「世界の宗教の中で、輪廻転生の思想をもつ人々がいる。他方もたない人々がいる。宗教学からみると、世界観はどのように違うのか。
3、「人は、どのようにして、他の人の痛みを感じることができるようになるか。」
日本人は、人に痛みに共感することができない、といわれる。日本人は、英国人、中国人よりはるかに下位。OECDのある調査で世界最下位。「自力で生きていけない人たちを助けるべきだとは思わない人、日本38%、
4、【ギリシア人の死生観】
大久保正雄「ギリシア人の死生観は「人間にとっては、この世に生まれてこないことが幸せであり、生まれてきたら早く死ぬことが幸せである。」。「宮澤賢治『よだかの星』に似ている。これは、現代人の考えと違うと思われる。宗教学者として、どのように考えますか。」「ギリシア悲劇、ソフォクレス『コロノスのオイディプース』(1224-1227)、ソフォクレスに先立つ前6世紀のエレゲイア詩人テオグニス『エレゲイア詩集』」
5、幸せとは何か。「宗教学者が考える「幸せとは何か」。例えば「幸せとは何か。」ホセ・ムヒカの考えは、幸せとは生きることに喜びを見出すこと。情熱を傾ける何かが必要。歩きつづけることが幸せ。目標に向かって戦う者は幸せ。希望があるから。貧しい人とは少ししか持っていない人ではない、もっともっといくらあっても満足しない人である。『知足』が大切。若い人でも、心が老いた人がいる。我々は発展するために地球にやってきたのではありません。幸せになるために地球にやってきたのです。2016年4月8日。ホセ・ムヒカ「4つの教訓」 1. 消費主義に支配されるな 2. 歩き続けよ  3. 同じ志を持つ仲間を見つけて闘争せよ 4. 自分の利己主義を抑えよ 
6、仏教の根本前提。「『仏教の根本前提』は、何であるか。プラトン哲学の根本前提は、『魂の不死不滅、輪廻転生、イデアの存在、想起説』。この4つの思想である。プラトン『パイドロス』魂のミュートスは、4つの前提の上に成り立つ。魂は、一組の馬とその手綱を取る馭者からなり、翼をもち宇宙をかけめぐる。魂が神の行進について行けなくなると、地上に落ち肉体のうちに誕生する。何かを認識することは、かつて魂が見たイデアを思い出す(想起する)ことである。
*注 縁起説「原因に縁って結果が起きる」。
*注 十二縁起。無明→行→識→名色→六処→触→受→愛→取→有→生→老死→(無明に繋がる)。
*仏陀は、人生を苦とみた。苦の原因は、十二縁起。
7、空海のことば『答叡山澄法師求理趣釈経書』。「古の人は道の為に道を求め、今の人は名利の為に求む。」空海『答叡山澄法師求理趣釈経書』。(真理の道を究めるために道を探求したが、現代の人は、地位名誉と利益のために道を探求する。) 空海の言葉は、現代の学問の世界にも当てはまる。地位と名誉と利益のために行動する御用学者が極めて多い、例えば原子力安全委員長、斑目春樹氏。宗教学者として、どう思われますか。
*古の人は道の為に道を求め、今の人は名利の為に求む。名の為に求むるは、道を求むる志にあらず。
空海『答叡山澄法師求理趣釈経書』(叡山の澄法師、理趣釈経を求めたるに答うるの書)
島薗進「その通りです。日本人は、狭い道、専門家の道を考える、茶道、書道など。中国の道はより根源的。本質的な人間の道がある。」
8、比叡山焼き討ち。【織田信長、比叡山延暦寺、焼き討ち(元亀二、1571年 】根本中堂焼き討ちはなかった、と戦国史研究者、小和田哲男が分析している。比叡山延暦寺は、現在どのような見解ですか。最澄空海の時代から7百年後、比叡山は利権団体化した。信長の「天下布武」は、臨済宗妙心寺派の僧沢彦宗恩(たくげんそうおん)の教示による。公家寺家の利権を攻撃することが目的である。浅井朝倉に与する比叡山を明智光秀が攻撃。(*比叡山焼き討ちに関する考古学的調査、滋賀県による、小和田哲男『集中講義 織田信長』)
島薗進 「織田信長は、一向宗(浄土真宗)を徹底的に攻撃した。世俗権力と合体して大衆を動かしたからである。比叡山焼き討ちは、大規模ではなかったと思う」
http://mediterranean.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-8607.html

島薗進×大久保正雄『死生学 人の心の痛み』2016
1、他界からの訪問者、2、輪廻転生、3、人はどのようにして他の人の痛みを感じることができるようになるか、4、ギリシア人の死生観、5.幸せとは何か、6、仏教の根本前提、7、空海のことば『答叡山澄法師求理趣釈経書』、8、比叡山焼き討ち
http://mediterranean.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-8607.html
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島薗進、宗教学講演会「宮沢賢治・ゴッホ・菩薩道」5月31日上智大学1号館202教室、14時〜16時
http://mediterranean.cocolog-nifty.com/blog/2026/05/post-f6ed6f.html
大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』第431回

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