【理念を追求する精神】邪知暴虐な権力と戦い、この世の闇の彼方に理想と美を求める。輝く天の仕事を成し遂げる。空海、孔子、織田信長、李白、プラトン。即身成仏、忠恕、仁義礼智信、武の七徳、桃花流水杳然去、美の海の彼方の美のイデア、存在の彼方の善のイデア。
【理念を追求する精神】空海は理念を探求して旅した。空海の24歳の苦悩は『聾瞽指帰』に刻まれている。空海、ロレンツォ・デ・メディチ、プラトン、玄奘三蔵、李白、王羲之、嵯峨天皇、ソクラテス、理念に向かって、旅した人。理念を追求する人は、この世の闇の彼方に美を求める。
【五百年先の利益を考える人】天下人か聖人、空海、嵯峨天皇、織田信長【目先の利益を考える人】忖度官僚、忖度教授、家康、親鸞、儒者、御用学者、社畜、カネに汚い女【20年先の利益を考える人】大谷翔平、栗山英樹【千年先の利益を考える】神々【ソクラテス】魂ができる限り善きものになるように配慮しなければならない。」(『ソクラテスの弁明』29d-e)
黄昏の丘、万巻の書を読み、万里を行く。われに聞くに非ず、ロゴスに聞いて、真理を知れ。智慧と愛を求めて、魂の果てを旅する。純粋な魂に、守護精霊、美の女神が舞い降りて、探求者を救う。
*大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』より
大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
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【空海『聾瞽指帰』(797)】兎角公の屋敷で兎角公の甥蛭牙公子に放蕩青年を翻意、亀毛先生は儒教学問を学び立身出世することを教え、虚亡隠子は道教の不老長寿を教え、空海の化身である仮名乞児は仏教の諸行無常と慈悲を教える。空海が大学寮明経科退学、官僚の立身出世を辞す。【『三教指帰』】「本書は3つの宗教を比較し、空海自身と宗教との関係について考察している、日本における宗教学の先駆け。比較宗教学」島薗進
【星の王子さま、6つの星】命令する王様、探検家の報告を利用する地理学者、カネを数える実業屋、酒に溺れる飲んだくれ、自慢に溺れる自惚れ屋、日常業務に邁進する点燈夫。偏奇な星の主たち。【星の王子さま】7番目の星地球は、111人の王様 、7千人の地理学者 90万人の実業屋 、750万人の飲んだくれ、3億1100万人のうぬぼれ、かれこれ20億人の大人が住んでいる
【カネと地位で買えない価値】富とは、お金で買えないものをどのくらい持っているかである。お金で家は買えるけれど家庭は買えない。お金で学校は買えるけれど学問は買えない。知性は買えない。お金で地位は買えるけれど人格は買えない。魂の価値は買えない。
【ファシズム倫理学、神の代理人、命令で動く体系】「汝の意志の格率が常に同時に普遍的な立法の原理として妥当するように行為せよ」定言命法、第一の定式「汝の人格と他者の人格の内なる人間性を手段としてのみではなく常に同時に目的として扱うように行為せよ」定言命法、第二の定式 カント『純粋理性批判』『道徳形而上学原論』
空海は、何故、不空『理趣釈経』を最澄に借覧拒否したのか。
不空『理趣釈経』【『般若理趣経』第三段】「金剛手よ、もしこの理趣を聞きて受持し読誦することあらば、たとひ三界の一切の有情を害すも悪趣に堕せず」不空訳『理趣釈』において三界の衆生とは三毒の煩悩と注釈されている。天人は三悪趣*と戦う。(地獄・餓鬼・畜生)。三悪趣、空海『秘密曼荼羅十住心論』第一住心。
【空海、聖なるものは悪を滅ぼす】空海は三界の衆生を害することとは三界の無明を断じることに他ならないとしている。*三毒。貪欲・瞋恚・愚痴。貪瞋痴。
空海【聖なる者は悪を滅ぼす】『理趣経』「第三段」の教説に関して不空訳『理趣釈』において三界の衆生とは三毒の煩悩と注釈されているが、当該注釈の方向性は空海にも継承され、空海は三界の衆生を害することとは三界の無明を断じることに他ならないとしている。*三毒。貪欲・瞋恚・愚痴。
*大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』より
大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
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1月
特別展「本阿弥光悦の大宇宙」、東京国立博物館、1月16日(火)~3月10日(日)
建立900年 特別展 中尊寺金色堂」、東京国立博物館 本館特別5室、2024年1月23日(火)~4月14日(日)
『サムライ、浮世絵師になる!鳥文斎栄之展』、千葉市美術館、1月6日(土)~3月3日(日)
「うるしとともに― くらしのなかの漆芸美」泉屋博古館東京、1月20日(土)〜2月25日(日)
水木しげる生誕 100周年記念、水木しげるの妖怪 百鬼夜行展、横浜そごう美術館、
~お化けたちはこうして生まれた~、2024年1月20日(土)〜3月10日(日)
印象派 モネからアメリカへ、ウスター美術館所蔵、東京都美術館、1月27日(土)〜4月7日(日)
「四百年遠忌記念特別展 大名茶人 織田有楽斎」サントリー美術館、1月31日(水)~3月24日(日)
「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」「麻布台ヒルズギャラリー」2023年11月24日(金)から2024年3月31日(日)、開館記念展
2月
ムットーニワールド からくりシアターⅤ、八王子市夢美術館、2月3日(土)〜2024年3月24日(日)
中平卓馬 火―氾濫、東京国立近代美術館、2月6日~4月7日
池大雅ー陽光の山水、出光美術館、2月10日~3月24日
マティス 自由なフォルム、国立新美術館、2月14日(水)~5月27日(月)
美術家たちの沿線物語 小田急線篇、世田谷美術館、2月17日(土)〜4月7日(日)
山種美術館 日本画アワード 2024 ― 未来をになう日本画新世代 ―、2月17日(土)~3月3日(日)
「生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真」、東京ステーションギャラリー、2月23日(金・祝)~4月14日(日)
3月
「長谷川潔 銅版画の世界 自然をみつめるまなざし」、群馬県立近代美術館、2024年3月2日(土)~4月7日(日)
『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本、板橋区立美術館、2024年3月2日(土曜日)〜4月14日(日曜日)
遠距離現在 Universal / Remote、国立新美術館、 3月6日(水)〜6月3日(月)
「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?——国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」、3月12日(火)〜5月12日(日)
「花・flower・華 2024 ─奥村土牛の桜・福田平八郎の牡丹・梅原龍三郎のばら─」、山種美術館、3月9日(土)か〜5月6日(月・振)
第8回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで生きてる」(横浜美術館)3月15日~6月9日
ライトアップ木島櫻谷、泉屋博古館東京)3月16日~5月12日(日)
MUCA森アーツセンターギャラリー、3月15日[金]〜6月2日[日]
特別展「大哺乳類展3-わけてつなげて大行進」、国立科学博物館、3月16日(土)~6月16日(日)
「大吉原展」東京藝術大学大学美術館3月26日〜5月19日
ブランクーシ 本質を象る、アーティゾン美術館、3月30日(土)〜2024年7月7日(日)
4月
特別展「法然と極楽浄土」、東京国立博物館、4月16日(火)~ 6月9日(日)
デ・キリコ展、東京都美術館、4月27日(土)~8月29日(木)
サントリー美術館コレクション展 名品ときたま迷品、4月17日(水)~6月16日(日)
どうぶつ百景、東京ステーションギャラリー、4月27日(土)から6月23日(日)
「空海 KŪKAI ― 密教のルーツとマンダラ世界」奈良国立博物館、4月13日~6月9日
雪舟伝説-「画聖(カリスマ)」の誕生-、京都国立博物館、4月13日~5月26日
「画鬼 河鍋暁斎×鬼才 松浦武四郎」(静嘉堂@丸の内)4月13日~
5月
犬派?猫派? ―俵屋宗達、竹内栖鳳、藤田嗣治から山口晃まで、山種美術館、5月12日(日)〜7月7日(日)
「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」東京国立近代美術館、5月21日~ (大阪中之島美術館)9月14日~
「花とゆめ」、5月24日(金)〜6月30日(日)、東京シティビュー
6月
7月
「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」、サントリー美術館、7月3日~9月1日
「昆虫 MANIAC」国立科学博物館7月13日(土)から10月14日(月・祝)
「神護寺 一 空海と真言密教のはじまり」東京国立博物館、7月17日~9月8日
「ポール・マッカートニー写真展1963-64~Eyes of the Storm~」東京シティビュー、7月19日~9月24日まで
空間と作品、アーティゾン美術館、7月27日~10月14日
「美麗なるほとけ、根津美術館、7月27日~
8月
「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」、東京都現代美術館、8月3日(土) ~11月10日(日)
9月
「文明の十字路・バーミヤン大仏の太陽神と弥勒信仰 -ガンダーラから日本へ-」三井記念美術館、9月14日(土)〜11月12日(火)
「没後300年記念 英一蝶(仮)」、サントリー美術館、9月18日~11月10日
田中一村展 奄美の光 魂の絵画、東京都美術館、9月19日(木)~12月1日(日)
10月
モネ 睡蓮のとき、国立西洋美術館、2024年10月5日(土)〜2025年2月11日(火・祝)
「織田信長文書の世界(仮)」(東京・永青文庫)10月5日~
特別展「はにわ」(東京国立博物館)10月16日~(九州国立博物館)2025年
テレンス・コンラン、モダン・ブリテンをデザインする、東京ステーションギャラリー、10月12日(土)〜2025年1月5日(日)
オタケ・インパクト、―越堂・竹坡・国観、尾竹三兄弟の日本画アナキズム―、泉屋博古館、10月19日(土)〜2024年12月15日(日)
11月
「トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル(仮)」(東京・三菱一号館美術館)11月23日~
12月
「坂本龍一展(仮)」(東京都現代美術館)12月21日~
英英紅綠 第49回 白日会会員選抜展、日本橋三越6階、美術特選画廊、12月18日(水)〜12月23日(月)
英英紅緑展、山本大貴『十六夜』8号、130万円、1982生まれ。松林淳『装う』6号17万円、1962年生まれ。岩本将弥『葵時雨』6号17万円、1992年生まれ。
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