美術館スケジュール2023年・・・旅する哲学者、美への旅
江戸絵画の華 京都画壇と江戸琳派 出光美術館、2月21日(火)~3月26日(日)
富士と桜―北斎の富士から土牛の桜まで―、山種美術館、3月11日(土)~5月14日(日)
自然という書物15~19世紀のナチュラルヒストリー&アート、町田市立国際版画美術館、3月18日(土)〜5月21日(日)
大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』267回
思想の歴史は、論争の歴史であり、対立する魂の戦いのドラマである。理念を実現するために必殺技を駆使して思想家は戦う。困難な挑戦に挑むことは、人生の糧になる。画中画、劇中劇に隠された秘密のドラマ。乱と変の歴史を分析すると戦争の本質が見える。指揮官は、理念を探求して戦略を構築する藝術家である。旅する哲学者は、美の本質、美のイデアを探求する。
*大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』より
大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
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【本質と影】あなたの本質は何か、あなたは何から作られているのか。百万の影があなたに付纏っているのはなぜか。略。外見の美はすべてあなたの美の一部である、しかし、変わらぬ心、内面の真実はあなたの唯一無二の存在。シェイクスピア『ソネット集』53番
【六観音菩薩】如意輪観音菩薩は、神通力をもつ天人を救う。天から降りてきた天人は、この世で苛めに遭い苦難を受ける。十一面観音菩薩は、怒りと争いの修羅道を救う。宮澤賢治、織田信長は、修羅の道を歩いた。准胝観音菩薩(不空羂索観音菩薩)は、四苦八苦の人道を救う。
【平治の乱1159年】藤原信頼と源義朝が、藤原信西にクーデタ。平清盛、熊野詣から京都へ戻り、後白河上皇、二条天皇を六波羅の清盛邸に救出。天皇と上皇を女装させて牛車に乗せる。源義朝、敗北。後継者、源頼朝、13歳、伊豆国に流される。後白河上皇、日本一の大天狗。
*大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』より
大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
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【トロイ戦争、総大将アガメムノン率いるアカイア勢、対プリアモス王のトロイ王国】【トロイ滅亡、オデュッセウスの木馬】【パリスの審判】神々の饗宴でアプロディーテを選択するトロイ王子パリス。スパルタ王妃美女ヘレネを奪ってトロイに連れ帰りトロイ戦争勃発【ガイアの嘆願】【神々の結婚】【神々の饗宴、争いの女神エリスが黄金の林檎を投げ入れる】【女神の争い】【美女姉妹ヘレネとクリュタイムネストラ、ゼウスがレダを犯して2組双子】『叙事詩の円環』8部作
【神々の饗宴、ペレウスとテティスの結婚】海神の一族であるテティスは自由に姿を変えることができたが、ペレウスは逃れようとした彼女をつかまえて離さなかった。2人の結婚式にはほとんどの神々が出席したが、争いの女神エリスだけが招かれなかった。これを恨んだエリスは、黄金のリンゴを祝宴の満座の中に投じ、これが原因となってのちにトロイ戦争が起こる。
【テティスからアキレウス誕生】テティスは、生まれた男の子を不死身にしようと夫に隠れて火中に子を投げ入れていたが、ペレウスに発見されると海底へ去っていった。男の子は、母の手に隠れた踵(かかと)の部分を除いてほとんど不死身となった。これが英雄アキレウス。
【復讐悲劇】復讐の女神エリニュエス【オレステイア3部作】アイスキュロス(前458)『アガメムノン』『供養する女たち』『慈みの女神たち』【ルネサンス復讐悲劇の起源】セネカ『テュエステス』。『ハムレット』
*大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』より
大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
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1月
「徳川一門 ―将軍家をささえたひとびと」江戸東京博物館、1月2日~3月6日
「体感! 日本の伝統芸能―歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界―」東京国立博物館、1月7日(金)~3月13日(日)
「白井晟一入門」渋谷区立松濤美術館 開館40周年記念、2021年10月23日(土)〜2022年1月30日(日)
「ポンペイ」東京国立博物館、2022年1月14日(金)~ 2022年4月3日(日)
「奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」東京都庭園美術館、1月15日~4月10日
ボストン美術館所蔵「THE HEROES 刀剣×浮世絵-武者たちの物語」森アーツセンターギャラリー、1月21日(金)~3月25日(金)
「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」東京都美術館、1月22日(土)~4月3日(日)まで、開幕日延期
「再開記念展 松岡コレクションの真髄」松岡美術館、1月26日~4月17日
『楳図かずお大美術展』、東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)、1月28日~3月25日
「はじまりから、いま。 1952ー2022 アーティゾン美術館の軌跡―古代美術、印象派、そして現代へ」アーティゾン美術館、1月29日~4月10日
2月
「上村松園・松篁―美人画と花鳥画の世界―」山種美術館、2月5日(土) ~4月17日(日)
「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」国立新美術館、2022年2月9日(水)~5月30日(月)
ルーカス・クラナハ「パリスの審判」Lucas Cranach:Judgment of Paris 1528
「ミロ展、日本を夢見て」Bunkamuraザ・ミュージアム、2月11日~4月17日
「上野リチ:ウィーンからきたデザイン・ファンタジー」三菱一号館美術館、2022年2月18日~5月15日
「宝石 地球がうみだすキセキ」国立科学博物館、2月19日(土) ~6月19日(日)
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3月
特別展「空也上人と六波羅蜜寺」東京国立博物館、3月1日~5月8日
「没後50年 鏑木清方展」東京国立近代美術館、2022年3月18日~5月8日(東京国立近代美術館)2022年5月27日~7月10日(京都国立近代美術館)
井上泰幸展、東京都現代美術館、3月19日~6月19日
本城直季(un)real utopia、東京都写真美術館、3月19日(土)〜5月15日(日)
出版120周年 ピーターラビット展、世田谷美術館、3月26日(土)〜6月19日(日)
4月
「藝大コレクション展 2022 春の名品探訪 天平の誘惑」藝大美術館、4月02日(土)〜5月08日(日)
「牧歌礼讃 / 楽園憧憬 アンドレ・ボーシャン + 藤田龍児」、東京ステーションギャラリー、4月16日(土)〜7月10日(日)
「アベンジャーズ展」、森アーツセンターギャラリー、4月16日(土)~6月19日(日)
「Shibuyaで仏教美術、奈良国立博物館コレクション」松濤美術館、4月9日~5月29日
「北斎 大英博物館所蔵作品を中心に」、サントリー美術館、4月16日~6月12日
「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」、東京都美術館、4月22日(金)~7月3日(日)
「奥田元宋と日展の巨匠」、山種美術館、4月23日(土)~7月3日(日)
「ボテロ展」、Bunkamuraザ・ミュージアム、4月29日~7月3日
「写真と絵画―セザンヌより 柴田敏雄と鈴木理策」展、アーティゾン美術館、4月29日(金・祝)〜7月10日(日)
「名探偵コナン」~銀幕の回顧録(メモワール)~」室町三井ホール&カンファレンス、4月30日(土)~6月12日(日)まで
5月
特別展「琉球」、東京国立博物館、5月3日(火) ~ 6月26日(日)
6月
「自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」、国立西洋美術館、6月4日(土)~9月11日(日)
カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ『朝日の中の婦人』1818-1820、フォルクヴァング美術館
岩合光昭「PANTANAL 清流がつむぐ動物たちの大湿原」東京都写真美術館地下1階展示室、6月4日(土)~7月10日(日)
「ガブリエル・シャネル展─Manifeste de mode」三菱一号館美術館、6月18日〜9月25日
ゲルハルト・リヒター展、東京国立近代美術館、6月7日~10月2日
ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡―市民が創った珠玉のコレクション、国立新美術館、2022年6月29日(水)~9月26日(月)
7月
「特別展アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー」、森アーツセンター、7月16日(土)から10月10日(月・祝)
特別展「化石ハンター展 ~ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣~」国立科学博物館、7月16日(土)から10月10日(月・祝)
長谷川潔 1891-1980展― 日常にひそむ神秘 ―、町田市立国際版画美術館、7月16日(土)〜9月25日(日)
ボストン美術館展 芸術×力、東京都美術館、7月23日(土)~10月2日(日)
フィン・ユールとデンマークの椅子、東京都美術館、7月23日(土)~10月9日(日)
東北へのまなざし 1930-1945、東京ステーションギャラリー、7月23日(土)〜9月25日(日)
「生誕140年 ふたつの旅 青木繁×坂本繁二郎」、アーティゾン美術館、7月30日(土)〜10月16日(日)
8月
国立新美術館開館 15周年記念 李禹煥、国立新美術館、2022年8月10日~11月7日
「日本美術をひも解くー皇室、美の玉手箱」、東京藝術大学大学美術館、8月6日~9月25日
9月
古美術逍遙―東洋へのまなざし、泉屋博古館東京、9月10日(土)〜10月23日(日)
「イッタラ展」、Bunkamuraザ・ミュージアム、9/17(土)~11/10(木)※9/27(火)休館
10月
静嘉堂創設 130 周年・新美術館開館記念 響きあう名宝―曜変・琳派のかがやき(仮)、 2022 年 10 月 1 日(土)~12 月 18 日(日)
没後80年記念「竹内栖鳳」、山種美術館、10月6日(木)~12月4日(日)
ピカソとその時代 ベルリン国立 ベルクグリューン・コレクション展、国立西洋美術館、10月8日(土)~2023年1月22日(日)
特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」(2022年10月18日~12月11日)
150周年記念、【史上初の国宝89件公開】狩野永徳から埴輪まで所蔵する国宝89件すべてを展示するのは150年の歴史上初めて!
岡本太郎、東京都美術館、10月18日~12月28日
「ヴァロットン─黒と白」三菱一号館美術館、10月29日(土)~2023年1月29日(日
11月
大竹伸朗展、東京国立近代美術館、11.1 - 2023.2.5
「毒」、国立科学博物館、11月1日(火)~2023年2月19日(日)
生誕150年記念、板谷波山の陶芸-近代陶芸の巨匠、その麗しき作品と生涯-、泉屋博古館東京、11月3日(木・祝)〜12月18日(日)
「第9回 日展」、国立新美術館、11月4日(金)~11月27日(日)
「パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂」、アーティゾン美術館、11月5日(土)〜2023年2月5日(日)
「美をつむぐ源氏物語―めぐり逢ひける えには深しな―」、東京都美術館、11月19日(土)~2023年1月6日(金)
兵馬俑と古代中国~秦漢文明の遺産~、上野の森美術館、11月22日(火)〜2023年2月5日(日)
マリー・クワント展 MARY QUANT、Bunkamuraザ・ミュージアム、11月26日(土) ~ 2023年1月29日(日)
祈り・藤原新也、世田谷美術館、11月26日(土)〜2023年1月29日(日)
12月
「英英紅綠 第47回 白日会会員選抜展」、日本橋三越本店 本館6階 美術特選画廊
YUMING MUSEUM、ユーミン50周年、六本木ヒルズ東京シティビュー、12月8日(木)から2023年2月26(日)
クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ、東京都現代美術館、2022年12月21日 ~2023年5月28日
2023
2月
『ローランサンとファッション シャネルがいた時代 ― それぞれのエレガンス』、Bunkamuraザ・ミュージアム、2023年2月14日(火)~4月9日(日)
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【ルーカス・クラナッハ】(Lucas Cranach der Ältere、1472年10月4日 - 1553年10月16日)ヴィッテンベルクに工房を構え、当地の領主ザクセン選帝侯フリードリヒ3世に御用絵師として仕えた。腰の細くくびれた独特なプロポーションのヴィーナス像は、ティツィアーノやジョルジョーネのヴィーナスとは異なる官能美。『パリスの審判』1528『ヨハネの首をもつサロメ』1530『ホロフェルネスの首をもつユディト』1530『ヴィーナス』1532『正義の寓意』1537
【カスパー・ダヴィッド・フリードリヒ】1774年、ポメラニア地方に生まれた。1794-98年、コペンハーゲンのアカデミーに学び、その後ドレスデンに住む。ドレスデンではロマン主義運動の芸術家たちのメンバーとなる。後にドレスデン・アカデミーで教鞭をとる。神はどこにでも存在している、と彼は言う。フリードリヒは孤独と貧困の中で亡くなったとされる。死後、その名声は急速に消えて、20世紀になって再評価された。
フリードリヒ『孤独な木』1822『月を眺める2人の男 』1819 -1820『氷の海』1823『霧の海を眺めるさすらい人 』1818『雪の中の修道院の墓地』1819
『月を眺める2人の男 』1819 -1820ロマン主義詩人ノヴァーリスの世界の視覚的表現とも言える。夜と死に魂の自由とやすらぎを見出した詩人。月光に見えるのは枯れ木と荒くれた岩。男たちの背後に死の予感があり、おそらく、とても静かな死の予感である。ノヴァーリス
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参考文献
「密教彫刻の世界」愛染明王、金剛薩埵の化身
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クラーナハ展、500年後の誘惑・・・透明なヴェールの女、女の策略
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ルーカス・クラナッハ(父)「洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ」1530年代ブダペスト国立西洋美術館蔵
THEハプスブルク 華麗なる王家と美の巨匠たち・・・黄昏のウィーンの思い出
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絶世の美女、徳姫、織田信長と徳川家康・・・「美と復讐」第4巻
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2022謹賀新年 蘇る不滅の精神、理念を探求する精神
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2021美術展ベスト10・・・旅する哲学者 美への旅
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美術館スケジュール2022年・・・旅する哲学者 美への旅
https://bit.ly/3KiUp3f
大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』234回
思想家は、知恵と愛を探求し、美を探求する。絶望を超えて、地上の悪と戦い、天の仕事を成し遂げる。この世は天界と地上の悪との戦いである。如意輪観音は、天人を救う。
魂の果てを歩き、世界の果てを探検する。生涯の仕事をつづける。
叡智と愛の探求の歴史。悪と戦う7人の勇者、愛と復讐の叙事詩、東西文化交渉史4千年、理念を探求する魂の精神史。
美は真であり、真は美である。これは、地上にて汝の知る一切であり、知るべきすべてである。
美しい魂は、輝く天の仕事をなし遂げる。美しい女神が舞い下りる。美しい守護精霊が、あなたを救う。永遠を旅する哲学者は、時を超えて、理念を追求する。黄昏の丘に降り立ち、不滅の魂の神殿に屹立する。美のイデアへの旅。
大久保 正雄『旅する哲学者 美への旅』より
*大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
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思想家は理念を探求して、理念の現実化を夢想し運命と戦う。プラトンは、知恵を探求し邪知暴虐な王と対峙、空海は即身成仏を追求し金剛峯寺と東寺を形作る。孔子は仁義礼智信を追求し遍歴の果て74歳で果てる。嵯峨天皇は坂上田村麻呂を大納言に任じて平城上皇と戦い乱を鎮圧、弘仁文化を築いた。
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哲学者は、知恵と愛の探求の旅を続ける。藝術家は、果てしない創造の旅に出る。藝術家は創造力を磨き、世界を創る。創造の秘密は何か。理念を失った世界で判断基準は何か。美の基準は何か。哲学者は、知恵と愛と美を探求して、魂を磨き、魂の美を探求する。藝術家は「時を超える、独創性、革命的、神秘、出会い」5つの語をマントラのごとく唱える。
【愛と復讐の叙事詩】アレクサンドロス大王、父フィリッポス2世を暗殺。クレオパトラ7世、弟プトレマイオス14世を暗殺。プロイセンのフリードリッヒ大王、織田信長、偉大な人生は、復讐から始まる。絶望に立ち向かう。絶望を超えて、復讐を果たし、天の仕事を成し遂げる。
【理念を探求する精神史】ソクラテス、紀元前399年70歳。プラトン紀元前347年80歳。空海835年61歳。李白 762年61歳。孔子紀元前479年74歳。織田信長1582年49歳。アレクサンドロス大王紀元前323年33歳。嵯峨天皇842年56歳
【葛飾北斎】20歳で絵師となるが売れず、苦節50年、『富岳三十六景』まで雌伏。九十歳で死ぬまで絵を描きつづける。74歳で画狂老人卍『鳳凰図屏風』、87歳『八方睨み鳳凰図』88歳『富士越龍図』。90歳「天我をして五年の命を保たしめば、真正の画工となるを得べし」
【六観音菩薩】如意輪観音菩薩は、神通力をもつ天人を救う。天から降りてきた天人は、この世で苛めに遭い苦難を受ける。十一面観音菩薩は、怒りと争いの修羅道を救う。准胝観音菩薩(不空羂索観音菩薩)は、四苦八苦の人道を救う。
宮澤賢治、織田信長は、修羅の道を歩いた。
*大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』より
大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
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1月
「日本のたてもの」東京国立博物館 表慶館2020年12月24日(木)~ 2021年2月21日(日)
吉田博展、東京都美術館 2021年1月26日(火)~3月28日(日)
舟越 桂 私の中にある泉、松濤美術館、2020年12月5日(土)~ 2021年1月31日(日)
「複製芸術家 小村雪岱~装幀と挿絵に見る二つの精華~」2021年1月22日(金)~3月23日(火)千代田区立日比谷図書文化館 1階 特別展示室
https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/hibiya/
2月
佐藤可士和展、国立新美術館、2月3日(水)~5月10日(月)
川合玉堂 ―山﨑種二が愛した日本画の巨匠―、山種美術館、2021年2月6日(土)~4月4日(日)
筆魂 線の引力・色の魔力 ー又兵衛から北斎・国芳までー、すみだ北斎美術館、2月9日(火) 〜 2021年4月4日(日)
大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』223回
【神の怒り】人類史からみると人の密集した都市文明は異常である*。神々は、カネと地位に執着する人間たちに天罰を下す。戦争と疫病を起こす。
【人口削減計画】ゼウスは、増え過ぎた人口を調節するためにテミスと試案を重ね、大戦を起こして人類の大半を死に至らしめる決意をした。
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緊急事態により、美術館、博物館は、臨時閉館になり、3月2日から6月まで、休館した。再開されたのは、6月30日ごろからである。
*大久保 正雄『旅する哲学者 美への旅』より
大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
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失われた美を求めて
【失われた美を求めて、藝術家、思想家、皇帝は失われた価値を探求する】ヘレニズム彫刻を探求したミケランジェロ、ピュタゴラス文書を探求したプラトン、アルカイック彫刻を求めたローマ人、王羲之『蘭亭序』を求めた太宗皇帝李世民、古代の美を求めたレオナルド『レダ』1505、
【失われた美を求めて】ヌムール公ジュリアーノ・デ・メディチ、レオナルドに『婦人の肖像』を発注ラファエロに肖像画を描かれミケランジェロに霊廟を彫刻される。ジュリアーノ・デ・メディチは失われた時を求めた。
【失われた美を求めて、藝術家、思想家、皇帝は失われた価値を探求する】【失われた名城、安土城】5層7階、天正7年完成、天正10年、本能寺の変以後、消失。【曜変天目茶碗】足利義政が所有した。織田信長が手に入れ、本能寺の変以後、消失。
【信長の愛刀、義元左文字】桶狭間合戦(1560)の際に、織田信長が分捕った今川義元の愛刀。初め三好政長(法號宗三)の愛刀であつた
【書の秘宝 王羲之と太宗皇帝 『蘭亭序』】王羲之(303-361)は、東晋の貴族、権謀術数の官界を嫌い会稽県に赴任、永和九年(353)三月三日に会稽山の山陰の蘭亭にて曲水流觴の宴を開いて『蘭亭序』を書き、不滅の書の古典を残す。49歳。
【金と地位では買えない価値】お金で豪邸は買えるが 、家庭は買えない。高級時計は買えても、時間は買えない。本は買えても、知識 は買えない。地位や名誉は買えても、知識は買えない。美術品はカネで買えるが、美は買えない。真の知識、学問を手に入れるには、世間の抵抗と戦い、真の師匠を探さなければならない。【失われた美を求めて、藝術家、思想家、皇帝は失われた美を探求する】
*大久保 正雄『旅する哲学者 美への旅』より
大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
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6月
「きもの展」東京国立博物館、6月30日から8月23日
7月
おいしい浮世絵展、森アーツセンター、7月15日(水)~9月13日(日)
STARS展、現代美術のスターたち、森美術館、2020.7.31(金)~ 2021.1.3(日)
8月
MANGA都市TOKYO、ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020、国立新美術館、8月12日(水)~11月3日(火・祝)
9月
【特別展】竹内栖鳳《班猫》とアニマルパラダイス」山種美術館、2020年9月19日(土)から11月15日(日)まで
「ローマ教皇献呈画 守屋多々志《西教伝来絵巻》 試作」を併設展示
特別展「工藝2020-自然と美のかたち-」東京国立博物館、9月21日(月)
10月
特別展「桃山―天下人の100年」東京国立博物館、10月6日(火) ~ 2020年11月29日(日)
「KING&QUEEN展―名画で読み解く英国王室物語―」上野の森美術館、10月10日 (土) ~ 2021年1月11日 (月).ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー所蔵
「東京好奇心」Bunkamura ザ・ミュージアム、10月20日~11月12日
ルドン、ロートレック 1894Vision展、三菱一号館美術館、10月24日~1月17日
ミッキーマウス展、THE TRUE ORIGINAL & BEYOND、2020.10.30(金)~ 2021.1.11(月)、森アーツセンターギャラリー
11月
琳派と印象派 東⻄都市文化が生んだ美術、アーティゾン美術館(東京・京橋)、2020年11月14日(土)~2021年1月24日(日)
財団創立80周年記念特別展「根津美術館の国宝・重要文化財」、2020年11月14日(土)~12月20日(日)
石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか、東京都現代美術館、11月14日〜2021年2月14日
ベルナール・ビュフェ回顧展私が生きた時代、Bunkamura ザ・ミュージアム、2020/11/21(土)~2021/1/24(日)
「国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展 天地創造の神話」、江戸東京博物館、2020年11月21日(土) ~2021年4月4日 (日)
東山魁夷と四季の日本画、山種美術館、11月21日(土)~2021年1月24日(日)
「眠り展:アートと生きること」東京国立近代美術館、11月25日〜2021年2月23日
河鍋暁斎の底力、東京ステーションギャラリー、11月28日(土) - 2021年2月7日(日)
12月
2021年
ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展、Bunkamura ザ・ミュージアム2021年4月16日(金) ~ 6月27日(日)
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振袖、鼠壁、縮緬地、波に千鳥裾模様、江戸時代、19世紀、京都文化博物館
単衣、鼠絽地、富士雲夕立模様、江戸時代、19世紀、奈良県立美術館
京都 輪違屋「打掛 紺繻子地鷲波松模様」「打掛 淡茶地鳳凰幔幕大太鼓模様唐織」「丸帯 紺地雲龍模様繻珍」明治~大正時代19~20世紀
特別展「きもの KIMONO」国立東京博物館・・・織田信長の陣羽織「黒鳥毛揚羽蝶模様」、戦国一の美女と落城
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「法隆寺金堂壁画と百済観音」・・・法隆寺と百済観音の謎
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「法隆寺金堂壁画と百済観音」・・・若草伽藍と聖徳太子の謎
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「出雲と大和」東京国立博物館・・・大海人皇子、大王から天皇へ
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特別展「きもの KIMONO」国立東京博物館・・・織田信長の陣羽織「黒鳥毛揚羽蝶模様」、戦国一の美女と落城
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STARS展、現代美術のスターたち、森美術館 ・・・資本主義史上最大の感染爆発、混迷する人類、救済する智慧はどこにあるか
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「The UKIYO-E 2020 ─ 日本三大浮世絵コレクション」東京都美術館・・・浮き世の遊宴と享楽と美女
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「おいしい浮世絵展~北斎 広重 国芳たちが描いた江戸の味わい~」・・・江戸人の味覚
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レオナルド・ダ・ヴィンチ没後500年記念「夢の実現」展・・・レオナルドの夢、ルネサンスの夢
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ハマスホイとデンマーク絵画展・・・背を向けて佇む女、憂いを帯びる世界、だれもいない部屋
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ロンドン・ナショナル・ギャラリー展・・・ルネサンス、ヴェネツィアの放浪画家、マニエリスムの放浪画家
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「桜 さくら SAKURA 2020 ―美術館でお花見 ! ―」山種美術館・・・花の宴
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上村松園と美人画の世界・・・肉体の美と叡智
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「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」東京国立博物館・・・空海、理念と象徴
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美術館スケジュール2020年・・・旅する哲学者
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充実した年の記録
2019美術展ベスト10・・・旅する哲学者 美への旅
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充実した年 2018美術展ベスト10・・・旅する哲学者 美への旅
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2017美術展ベスト10・・・旅する哲学者 美への旅
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2016美術展ベスト10・・・旅する哲学者、美への旅
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大久保 正雄『旅する哲学者 美への旅』第204回
理念を追求する精神は、邪知暴虐な権力と戦い、闇の彼方に美を求める。理念の人は、苦難を超えて、輝く天の仕事を成就する。空海、孔子、織田信長、李白、プラトン。即身成仏、仁義礼智、天正、武の七徳、桃花流水杳然去、美の海原の彼方の美のイデア、存在の彼方の善のイデア。如意輪観世音菩薩、愛染明王が、美しい魂に舞い降り、天人を救う。
大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
美術館スケジュール2020年・・・旅する哲学者 美への旅
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【思想家を弾圧する国】大逆事件の幸徳秋1911年、24名死刑、甘粕事件の大杉栄・伊藤野枝1923年9月16日憲兵隊により殺害、治安維持法1925年、二・二六事件で北一輝処刑1936年、小林多喜二、獄中死1933年。近衛文麿失脚1941年。
――
【ロレンツォは16歳の時から詩作を始める。20歳で当主となる。1492年43歳で死す】青春とは何と美しいものか。だが見る間に過ぎ去ってしまう。美しい時を楽しみなさい。明日は定めなきものゆえ。ロレンツォ・デ・メディチ『謝肉祭のためのバッカスとアリアドネの勝利の歌』
【内極めて美なるものあり】あはれ、この至妙の調和より、万物皆な或一種の声を放ちつゝあるにあらずや。形の醜美を見て直ちに其醜美を決するは、未だ美を判ずるの最後にあらず。外極めて醜なるものにして、内極めて美なるものあり。外極めて美にして、内極めて醜なるものあり。北村透谷『万物の声と詩人』1826
――
永遠を旅する哲学者、美への旅、イデアへの旅。美は真であり、真は美である。これは、地上にて汝の知る一切であり、知るべきすべてである。純粋な魂は、輝く天の仕事を成し遂げる。美しい女神が舞い下りる。美しい守護精霊が、あなたを救う。
大久保 正雄『旅する哲学者 美への旅』より
*大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
――
1月
上村松園と美人画の世界、山種美術館、1月3日(金)~3月1日(日)
「開館40周年記念 太田記念美術館所蔵 肉筆浮世絵名品展―歌麿・北斎・応為」、太田記念美術館、1月11日~2月9日
日本書紀成立1300年「出雲と大和」東京国立博物館1月15日(水)~3月8日(日)
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1971
レオナルド・ダ・ヴィンチ没後500年記念「夢の実現」展、代官山ヒルサイド・フォーラム、2020年1月5日(日)~1月26日(日)
レオナルドのさまざまな顔 ―その多面性をひもとく、代官山ヒルサイドプラザホール2020年1月17日(金)開場12:30/開演13:00~16:00 http://leonardo500.jp/event
見えてくる光景 コレクションの現在地、アーティゾン美術館、1月18日(土)〜3月31日(火)
ハマスホイとデンマーク絵画展、東京都美術館、1月21日(火) ~3月26月(木)
2月
奇蹟の芸術都市バルセロナ、東京ステーションギャラリー、2月8日(土) ~4月5日(日)
画家が見た子ども展 ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン、三菱一号館美術館、2月15日(土)~6月7日(日)
3月
ロンドン・ナショナル・ギャラリー展、国立西洋美術館、3月3日火) ~6月14日(日)
閉館、国立近代美術館工芸館「所蔵作品展 パッション20」2019.12.20 - 2020.3.8
「体感! 日本の伝統芸能―歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界―」東京国立博物館、表慶館3月10日(火)~ 5月24日(日)
古典✕現代2020ー時空を超える日本のアート、国立新美術館3月11日(水)〜6月1日(月)
法隆寺金堂壁画と百済観音、東京国立博物館、3月14日(土)~5月10日(日)
桜 さくら SAKURA 2020―美術館でお花見!―、山種美術館、2020年3月14日(土) ~5月10日(日)
特別展「和食」、国立科学博物館3月14日(土)~6月14日(日)
ホキ美術館所蔵 超写実絵画の襲来、Bunkamuraザ・ミュージアム、3/18(水) ~5/11(月)
「白日会、第96回」、国立新美術館、3月18日(水)~3月30日(月)
4月
きもの KIMONO、東京国立博物館、4月14日(火) ~6月7日(日)
芸術✕力 ボストン美術館展、4月16日(木) ~7月5日(日) 、東京都美術館
おいしい浮世絵展~北斎 広重 国芳たちが描いた江戸の味わい~、森アーツセンターギャラリー、4月17日(金) ~6月7日(日)
国宝 燕子花図屏風―色彩の誘惑―、根津美術館、4月18日(土) ~5月17日(日)
5月
リニューアルオープン記念ⅠART in LIFE, LIFE and BEAUTY(仮称)、サントリー美術館、5月13日(水) ~7月5日(日)
竹内栖鳳《班猫》とアニマルパラダイス、山種美術館、5月16日(土) ~7月12日(日)
開館記念展Ⅰ珠玉のコレクションーいのちの輝き・つくる喜び、SOMPO美術館、5月28日(木) ~7月5日(日)
6月
「きもの KIMONO」、東京国立博物館、6月30日(火) ~8月23日(日)
――
ファッション イン ジャパン1945-2020―流行と社会、国立新美術館、6月3日(水)~8月24日(月)
特別展「国宝 聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」、東京国立博物館、6月16日(火)~8月31日(月)
印象派の女性画家たち、アーティゾン美術館6月30日(火) ~10月25日(日)
7月
三菱創業150周年記念 三菱の至宝展、三菱一号館美術館、7月8日(水)~9月22日(火)
MANGA 都市 TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020、国立新美術館、7月8日(水) ~9月22日(火)
山種美術館所蔵 浮世絵・江戸絵画名品選―写楽・北斎から琳派まで―、山種美術館、7月18日(土)~9月10日(木)
クロード・モネ ̶ 風景への問いかけ オルセー美術館・オランジュリー美術館 特別企画、アーティゾン美術館、7月11日(土) ~10月25日(日)
「国宝 鳥獣戯画のすべて」東京国立博物館、7月14日~8月30日
開館記念展Ⅱ秘蔵の東郷青児-多才な画家の創作活動に迫る、SOMPO美術館、7月18日(土)~9月4日(金)
The UKIYO-E 2020-日本三大浮世絵コレクション、東京都美術館、7月23日(木・祝)~9月13日(日)https://ukiyoe2020.exhn.jp
生誕260年記念 特別展「北斎/HOKUSAI 2020」、東京ミッドタウン・ホール、7月18日(土)〜8月30日(日)
9月
凱旋帰国!江戸絵画の華」、出光美術館、9月中旬~12月(予定)
10月
カラヴァッジョ《キリストの埋葬》展(仮称)、国立新美術館、10月21日(水)~11月30日(月)
12月
英英紅綠 第45回 白日会会員選抜展. 2020年12月(水)~、日本橋三越本店 本館6階 美術特選画廊。山本大貴、木原和敏、小木曽誠
――
2019美術展ベスト10・・・旅する哲学者 美への旅
https://bit.ly/368lxxe
2020 謹賀新年 蘇る不滅の精神
https://bit.ly/2tj6wdx
美術館スケジュール2019年・・・旅する哲学者 美への旅
https://bit.ly/2Q0QCdF
――
【藝術と魔術】藝術は悲しみと苦しみから生まれる。絵を描くのは美的活動ではない。この敵意に満ちた奇妙な世界と我々の間を取り次ぐ、一種の魔術なのだ。敵との闘争における武器なのだ。いかなる創造活動も、はじめは破壊活動だ。パブロ・ピカソ
孤高の思想家と藝術家の苦悩、孫崎享×大久保正雄『藝術対談、美と復讐』
https://bit.ly/2AxsN84
三浦るり、井上達夫、藤原帰一、偽物が跳梁跋扈する。御用学者、末人の群れ。真理に仕えず、金と地位に仕える畜群(Herde)の先導者。
高貴な精神とは何か。失われた巨匠たち。悪質な詐欺師が跳梁する偽物の時代。
http://bit.ly/2CWj9KI
偽物を尊ぶ末人、畜群(Herde)の時代。目先の利益と地位を追求する末人たち。理念と正義が崩壊した時代。「われわれは幸福を発明した。末人たちはそう言ってまばたきする」『ツァラトスゥトラ』
失われた巨匠たち。悪質な詐欺師が跳梁する偽物の時代。映像の魔術師の死。
http://bit.ly/2GOTzK3
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「ひとたび出逢つた魂が、もういちどもつと遥かな場所で出会ふためには、どれだけの苦悩や痛みが必要とされることか。魂の経めぐるみちは荊棘(けいきよく)にみたされてゐるだらう。」魅死魔幽鬼夫『苧菟と瑪耶』1944
大久保 正雄『旅する哲学者 美への旅』第166回
見えざる美を探求する人。理念を探求する思想家、見えざる美をみる詩人、不可視のイデアをみる藝術家。本質は目で見えない。心の目でのみ見ることができる。
大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
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表面的には自由な国にみえるが、ファシズムの14の兆候が現れている。権力に抵抗する知識人はどこにいるのか。物欲に溺れ、食欲に溺れる大衆。欲望に溺れる衆愚に暴力と圧政が襲うのはいつか。思想家が弾圧される国。藝術家、音楽家にすでに兆候が現れている。上智と下愚は移らず『論語』陽貨。独裁国家が出現するのは、民主政からである(プラトン『国家』)。
【国家の陰謀、大逆事件】反逆罪によって思想家を弾圧、独裁者は己の権威を高める。真実と正義が意味なさぬ国、抵抗する知識人の死。
【思想家を弾圧する国家】大逆事件の幸徳秋1911年、24名死刑、甘粕事件の大杉栄・伊藤野枝1923年9月16日憲兵隊により殺害、治安維持法1925年、二・二六事件で北一輝処刑1936年、小林多喜二、獄中死1933年。近衛文麿失脚1941年。
――
【死生学】富とは、お金で買えないものをどのくらい持っているかである。お金で家は買えるが家庭は買えない。お金で学校は買えるけれど学問は買えない。知性は買えない。支配階級は、お金で地位は買えるけれど人格は買えない。魂は買えない。美は買えない。『魂のことば』
【死生学】どんなに教養があって立派な人でも、心に傷がない人には魅力がない。他人の痛みというものがわからないから。フジ子・ヘミング『魂のことば』
――
永遠を旅する哲学者、時を超え、黄昏の丘を超えて、美へ旅する。究極の美を探求する。
美は真であり、真は美である。これは、地上にて汝の知る一切であり、知るべきすべてである。
純粋な魂は、輝く天の仕事をなす。美しい女神が舞い下りる。美しい守護精霊が、あなたを救う。
大久保 正雄『旅する哲学者 美への旅』より
*大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
――
1月
「顔真卿 王羲之を超えた名筆」、東京国立博物館、1月16日(水) ~ 2月24日(日)
「新・北斎展」森アーツセンターギャラリー1月17日(木)~3月24日(日)
「イケムラレイコ 土と星 Our Planet」、国立新美術館、1/18~4/1
2月
「河鍋暁斎 その手に描けぬものなし」、サントリー美術館、2月6日~3月31日
「六本木クロッシング2019展:つないでみる」森美術館、2月9日(土)~5月26日(日)
「奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド」、東京都美術館、2月9日(土)~4月7日(日)
国立西洋美術館 開館60周年記念「ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代」、国立西洋美術館、2月19日(火)~5月19日(日)
クマのプーさん展、Bunkamuraザ・ミュージアム、2月9日(土)~4月14日(日)
3月
「ラファエル前派の軌跡展、三菱一号館美術館」、3月14日(木)~6月9日(日)
「トルコ文化年2019 トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美」、国立新美術館、3月20日(水)~ 5月20日(月)
「白日会、第95回」、国立新美術館、3月20日(水)~4月1日(月)
「大哺乳類展2」、国立科学博物館、3月21日(木・祝)~6月16日(日)
「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」、東京国立博物館、3月26日(火)~6月2日(日)
4月
「ギュスターブ・モロー展 サロメと宿命の女たち」、パナソニック汐留美術館、4月6日~6月23日
「ムーミン展 The Art of Moomin」森アーツセンターギャラリー 、4月9日~6月16日
『PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス』六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー、4月13日(土)~9月16日(月・祝)
「クリムト展 ウィーンと日本 1900」、東京都美術館、4月23日(火)~7月10日(水)
Gustav Klimt: Vienna – Japan 1900
「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」、国立新美術館 4月24日(水)~8月5日(月)
印象派への旅 海運王の夢 バレル・コレクション、Bunkamuraザ・ミュージアム、4/27(土)~6/30(日)
「国宝 一遍聖絵と時宗の名宝」京都国立博物館、4月13日(土)から6月9日(日)
5月
「美を紡ぐ 日本美術の名品 ―雪舟、永徳か. ら光琳、北斎まで―」、東京国立博物館、5月3日(金) ~2019年6月2日(日)
6月
生誕125年記念 速水御舟、山種美術館、6月 8日(土) ~ 8月 4日(日)
「世界報道写真展2019 76億の目撃者たち」東京都写真美術館、6月8日(土)~8月4日(日)
国立西洋美術館 開館60周年記念
「松方コレクション展」、国立西洋美術館、6月11日(火)~9月23日(月・祝)
クリスチャン・ボルタンスキー ―Lifetime 国立新美術館、6月12日(水)~9月2日(月)
塩田千春展:魂がふるえる、森美術館、6月20日〜10月27日
7月
「進撃の巨人展FINAL」森アーツセンターギャラリー、7月5日(金)~9月8日(日)
マイセン動物園展、パナソニック汐留美術館、7月6日(土)~9月23日(月・祝)
「特別展「三国志」」東京国立博物館、7月9日(火)~9月16日(月・祝)
「みんなのミュシャ展」Bunkamuraザ・ミュージアム、7月13日~9月29日
「恐竜博2019」国立科学博物館7月13日~10月14日
原三溪の美術 伝説の大コレクション、横浜美術館、 7月13日(土)~9月1日(日)
8月
「円山応挙から近代京都画壇へ」東京藝術大学大学美術館、8月3日(土)~9月29日(日)
「大観・春草・玉堂・龍子 ―日本画のパイオニア―」、山種美術館、8月31日(土) ~10月27日(日)
9月
コートールド・ギャラリー展、東京都美術館、9月10日(火)~12月15日(日)
マネ「フォリー=ベルジェールのバー」(1882年)
「オランジュリー美術館コレクション、ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」、横浜美術館、9月21日(土)~2020年1月13日
「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」、森アーツセンターギャラリー、9月21日(土)~11月17日(日)
10月
「文化財よ永遠に」東京国立博物館10月1日(火)~12月1日(日)
カルティエ、時の結晶 、国立新美術館10月2日(水)~12月16日(月)
「ゴッホ展」上野の森美術館(10月11日~2020年1月13日)
*兵庫県立美術館(2020年1月25日~3月29日)
「正倉院の世界-皇室がまもり伝えた美-」東京国立博物館、10月14日(月) ~ 11月24日(日)
ヨーロッパの宝石箱リヒテンシュタイン 侯爵家の至宝展、Bunkamura ザ・ ミュージアム、10/12(土)~12/23(月)
日本・オーストリア友好150周年記念
ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史、国立西洋美術館、10月19日(土)~1月26日(日)
「印象派からその先へ-世界に誇る吉野石膏コレクション」三菱一号館美術館、10月30日(水)~2020年1月20日(月)
11月
窓展:窓をめぐるアートと建築の旅、東京国立近代美術館、2019.11.1 - 2020.2.2
鏑木清方 幻の《築地明石町》特別公開、東京国立近代美術館、11月1日~ 12月15日
東山魁夷の青・奥田元宋の赤 ―色で読み解く日本画―、山種美術館、11月2日(土)〜12月22日(日)
特別展:ミイラ、国立科学博物館、11/2~2020/2/24
「人、神、自然-ザ・アール・サーニ・コレクションの名品が語る古代世界-」東京国立博物館、11月6日(水) ~ 2020年2月9日(日)
未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命―人は明日どう生きるのか、森美術館、11.19(火)~ 2020.3.29(日)
大浮世絵展 ―歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演、江戸東京博物館、11/19-2020/1/19
12月
「天空ノ鉄道物語」森アーツセンターギャラリー&スカイギャラリー12月3日(火)〜2020年3月22日(日)
ブダペスト—ヨーロッパとハンガリーの美術400年、国立新美術館、12月4日(水)~2020年3月16日(月)
英英紅綠 第44回 白日会会員選抜展. 2019年12月18日( 水) ~ 2019年12月23日(月) 、日本橋三越本店 本館6階 美術 特選画廊。山本大貴、木原和敏、小木曽誠
カラバッジョ展、あべのハルカス美術館、2019年12月26日~2020年2月16日
ハマスホイとデンマーク絵画、東京都美館、2020年1月21日~3月26日
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三浦るり、井上達夫、藤原帰一、偽物が跳梁跋扈する。御用学者、末人の群れ。真理に仕えず、金と地位に仕える畜群(Herde)の先導者。
高貴な精神とは何か。失われた巨匠たち。悪質な詐欺師が跳梁する偽物の時代。
http://bit.ly/2CWj9KI
偽物を尊ぶ末人、畜群(Herde)の時代。目先の利益と地位を追求する末人たち。理念と正義が崩壊した時代。「われわれは幸福を発明した。末人たちはそう言ってまばたきする」『ツァラトスゥトラ』
失われた巨匠たち。悪質な詐欺師が跳梁する偽物の時代。映像の魔術師の死。
http://bit.ly/2GOTzK3
――
いい加減、目覚めなさい。日本という国は、そういう特権階級の人たちが楽しく幸せに暮らせるように、あなたたち凡人が安い給料で働き、高い税金を払うことで成り立っているんです。そういう特権階級の人たちが、あなたたちに何を望んでるか知ってる?
今のままずーっと愚かでいてくれればいいの。世の中の仕組みや不公平なんかに気づかず、テレビや漫画でもぼーっと見て何も考えず、会社に入ったら上司の言うことをおとなしく聞いて、戦争が始まったら、真っ先に危険なところへ行よて戦ってくればいいの。『女王の教室』
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大久保 正雄『旅する哲学者 美への旅』第133回
帝国主義の雰囲気が濃厚になりつつある今。この世界はファシズムの嵐が吹き荒れるのか。
春の首都の美術館を彩る美術館は、ルネサンス、バロック、密教美術。ベラスケス、ブリューゲル、ミケランジェロ、藤田嗣治、ルーベンス。人類の知的遺産を、生きる原動力にして、生きる。愛のない世界に理念を実現するために。
メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。『走れメロス』
再び、自由主義者が弾圧される時代が来る。孫崎享先生も同意した。思想家、文化人が弾圧される時代。大逆事件の幸徳秋水処刑1910年、甘粕事件の大杉栄1923年9月16日、治安維持法1925年、二・二六事件の北一輝処刑1936年、小林多喜二の獄中死1933年。近衛文麿失脚1941年。
*大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』より
大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
大久保正雄『藝術と運命の戦い 藝術家と運命の女』
――
人生とは、あなたが出会う人々であり、その人たちとあなたが作り出すもの。
だから、待っていないで何か作ることをはじめなさい。
人生は短い。情熱を身にまとい、自分の愛と夢を生きよう。
――
富とは、お金で買えないものをどのくらい持っているかである。
お金で家は買えるけれど家庭は買えない。
お金で本は買えるけれど知識は買えない。知性は買えない。
お金で学校は買えるけれど学問は買えない。
お金で血は買えるけれど命は買えない。
お金で時計は買えるけれど時間は買えない。
お金で地位は買えるけれど尊敬は買えない。
―――
1月
「神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展」Bunkamura ザ・ミュージアム、1月6日—3月11日
「仁和寺と御室派のみほとけ」東京国立博物館、1月16日-3月11日
「ブリューゲル展」東京都美術館、1月23日~4月1日 *豊田市美術館、札幌芸術の森美術館。
「アラビアの道-サウジアラビア王国の至宝」東京国立博物館1月30日(火) -3月18日(日)
2月
「「ルドン―秘密の花園」三菱一号館美術館2月8日(木) —5月20日(日)
「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」国立新美術館、2月14日-5月7日 *九州国立博物館、名古屋市美術館。
「プラド美術館展」国立西洋美術館、2月24日-5月27日 *兵庫県立美術館。
3月
特別展「人体 ー神秘への挑戦ー」国立科学博物館 2018年3月13日(火)~6月17日(日)
「ヌード NUDE」横浜美術館、3月24日-6月24日
「東西美人画の名作 序の舞への系譜」東京藝術大学大学美術館 3月31日-5月6日
「白日会、展覧会」国立新美術館、3月21日ー4月2日。
4月
「名作誕生 つながる日本美術」東京国立博物館、4月13日-5月27日
「プーシキン美術館展 旅するフランス風景画」東京都美術館、4月14日-7月8日 *国立国際美術館。
「生誕150年 横山大観展」東京国立近代美術館4月13日-5月27日 *京都国立近代美術館。
「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」森美術館、4月25日(水)~9月17日(月・祝)
特別展「池大雅 天衣無縫の旅の画家」京都国立博物館2018年4月7日〜5月20日
5月
「ルーヴル美術館展 肖像芸術」国立新美術館、5月30日-9月3日
「岡本神草の時代展」千葉市美術館、5月30日-7月8日
6月
「ミケランジェロと理想の身体」国立西洋美術館、6月19日-9月24日
「ミラクル エッシャー展」上野の森美術館6月6日-7月29日
7月
「特別展 縄文」東京国立博物館 7月3日-9月2日
「特別展 昆虫」国立科学博物館 7月13日~10月8日
「モネ それからの100 年」横浜美術館、7月14日-9月24日
「没後50年 藤田嗣治展」東京都美術館、7月31日-10月8日*京都国立近代美術館、10月19日-12月16日
9月
「京都・醍醐寺 真言密教の宇宙」サントリー美術館 9月19日-11月11日
「ピエール・ボナール展」国立新美術館、9月26日~12月17日
「特別展 京のかたな」京都国立博物館、9月29日-11月25日
10月
「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」10月2日-12月9日
「フェルメール展」上野の森美術館、10月5日-2019年2月3日 *大阪市立美術館。
【漱石山房記念館、開館1周年記念講演会、奥泉光『漱石の孤独』】2018年10月8日
「ルーベンス展、バロックの誕生」国立西洋美術館、10月16日-2019年1月20日
「フィリップス・コレクション」展、三菱一号館美術館、10月17日(水)~2019年2月11日(月・祝)
「東山魁夷展」国立新美術館 10月24日-12月3日
「ムンク展」東京都美術館、10月27日-2019年1月20日
六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展「カタストロフと美術のちから展」森美術館(森タワー53階)10月6日(土)-2019年1月20日(日)
「藤子不二雄Ⓐ展 -Ⓐの変コレクション-」六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー、2018.10.19(金)~ 2019.1.6(日)
「日本を変えた千の技術博」国立科学博物館、2018年10月30日(火)~ 2019年3月3日(日)
「中国近代絵画の巨匠 斉白石」 東京国立博物館、東洋館8室、2018年10月30日(火)~2018年12月25日(火)
11月
国立トレチャコフ美術館所蔵「ロマンティック・ロシア」 ザ・ミュージアム | Bunkamura
2018/11/23(金)-2019/1/27(日)
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/18_russia.html
12月
終わりのむこうへ:廃墟の美術史、渋谷区立松濤美術館、2018年12月8日~2019年1月31日
――
大久保 正雄『ことばによる戦いの歴史としての哲学史 理性の微笑み』理想社
http://bit.ly/2BGiuwX
http://bit.ly/2zEiAV9
2017美術展ベスト10・・・旅する哲学者 美への旅
http://bit.ly/2zBC7ED
2018新春、春風駘蕩・・・旅する哲学者 美への旅
http://bit.ly/2ClhVxg
美術館めぐり・・・美術館の迷路
http://bit.ly/2qBJf51
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大久保 正雄『旅する哲学者 美への旅』より
夕暮れ散歩、夕暮れの諧調、夕暮れ美術館。
美への旅、知恵の旅、時空の果てへの旅、魂への旅。
美は真であり、真は美である。これは、地上にて汝の知る一切であり、知るべきすべてである。
はちみつ色の夕暮れ、黄昏の丘、黄昏の森を歩き、迷宮図書館に行く。糸杉の丘、知の神殿が目覚める。
美しい魂は、輝く天の仕事をなす。美しい女神が舞い下りる。美しい守護精霊が、あなたを救う。
*大久 保正雄『旅する哲学者 美への旅』より
*大久保正雄『永遠を旅する哲学者 美のイデアへの旅』
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1月
「春日大社展」東京国立博物館(1/17~3/12)
「ティツィアーノとヴェネツィア派」東京都美術館 1月21日~4月2日
2月
「草間彌生 わが永遠の魂」国立新美術館(2/22~5/22)
「シャセリオー展-19世紀フランス・ロマン主義の異才」国立西洋美術館(2/28~5/28)
3月
「特別展 雪村」東京藝術大学大学美術館(3/28~5/21)*MIHO MUSEUM(8/1〜9/3)
「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」東京国立近代美術館(3/14~5/21)
「大英自然史博物館展」国立科学博物館(3/18〜6/11)
「ミュシャ展」国立新美術館(3/8〜6/5)
4月
「特別展 快慶」奈良国立博物館(4/8~6/4)
「特別展 茶の湯」東京国立博物館(4/11~6/4)
「ヴォルスー写真、絵画、エッチング」DIC川村記念美術館(4/1〜7/2)
「ポイマンス美術館、ブリューゲル バベルの塔展」東京都美術館(4/18~7/2)*国立国際美術館(7/18~10/15)
6月
「ジャコメッティ展」国立新美術館6月14日 〜 9月4日
「アルチンボルド展」国立西洋美術館(6/20〜9/24)
7月
「特別展 タイ~仏の国の輝き~」東京国立博物館、7月4日~
「ベルギー奇想の系譜展」Bunkamuraザ・ミュージアム7月15日~9月24日
「怖い絵展」兵庫県立美術館(7/22〜9/18)*上野の森美術館(10/7〜12/17)
9月
「特別展 運慶」東京国立博物館(9/26~11/26)
「ボストン美術館 浮世絵名品展 鈴木春信」千葉市美術館(9/6~10/23)*名古屋ボストン美術館(11/3〜2018/1/21)他巡回。
10月
「長沢芦雪展」愛知県美術館(10/6〜11/19)
「特別展覧会 国宝」京都国立博物館(10/3〜11/26)
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葛飾北斎(1760-1849)は浮世絵師として世に現われてから90歳で没するまでの約70年間、常に新たな様式に挑んだ不撓不屈の画人。『ボストン美術館肉筆浮世絵展 江戸の誘惑』葛飾北斎「鳳凰図屏風」(天保6年1835)の翼を広げた鳳凰、金色の背景に赤・緑・青を主調とする色彩を思い出す。「諸国瀧廻り」、「百物語」、「冨嶽三十六景」、「諸国名橋奇覧」。「神奈川沖浪裏」は、不朽の美を感じる。
上野の森、「ボストン美術館浮世絵名品展 北斎」「法隆寺-祈りとかたち」「バルテュス展」、楽しみである。
■東京国立博物館
「クリーブランド美術館展─名画でたどる日本の美」 ★
2014年1月15日 (水)~2月23日(日)
日本伝統工芸展 60回記念「人間国宝展―生み出された美、伝えゆく わざ―」
2014年1月15日(水)~2月23日(日)
開山・栄西禅師 800年遠忌 特別展「栄西と建仁寺」 ★
2014年3月25日 (火) ~ 2014年5月18日(日)
特別展「キトラ古墳壁画」2014年4月22日(火) ~ 2014年5月18日(日)
特別展「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」 ★
2014年6月24日(火) ~ 2014年9月15日(月・祝)
「日本国宝展」 ★★★
2014年10月15日(水)~ 2014年12月7日(日)
■東京都美術館
日本美術院再興100年 特別展『世紀の日本画』 ★★
重要文化財「龍虎図屏風」橋本雅邦 明治28年(1895)静嘉堂文庫美術館蔵:後期展示 ★
重要文化財「悲母観音」狩野芳崖 明治21年(1888)東京藝術大学蔵:後期展示 ★
第1期:2014年1月25日(土)~2月25日(火)
第2期:2014年3月1日(土)~4月1日(火)
バルテュス展 Balthus: A Retrospective ★★★
2014年4月19日(土)~6月22日(日)
京都市美術館2014年7月5日〜9月7日
メトロポリタン美術館古代エジプト展 女王と女神 ★
2014.07.19(土)~09.23(火・祝)東京都美術館
2014.10.13(月・祝)~2015.01.12(月・祝)神戸市立博物館
ウフィッツィ美術館展 ★
2014年10月11日~12月14日
■国立西洋美術館
国立西洋美術館×ポーラ美術館 モネ、風景をみる眼―19世紀フランス風景画の革新
2013年12月7日(土)~2014年3月9日(日)
生誕150周年記念 国立西洋美術館所蔵 エドヴァルド・ムンク版画展
2013年12月7日(土)~2014年3月9日(日)
ジャック・カロ―リアリズムと奇想の劇場
2014年4月8日(火)~6月15日(日)
橋本コレクション 指輪 神々の時代から現代まで ― 時を超える輝き
2014年7月8日(火)~9月15日(月・祝)
■東京藝大美術館
東日本大震災復興祈念・新潟県中越地震復興10年
法隆寺-祈りとかたち ★★★
2014年4月26日(土)- 6月22日(日)
■上野の森美術館
ボストン美術館浮世絵名品展 北斎 ★★★
9月13日~11月9日 http://ukiyoe.exhn.jp/
名古屋ボストン美術館 2013年12月21日(土)~2014年3月23日(日)
■東京国立近代美術館
ジョセフ・クーデルカ展
2013年11月6日(水)~2014年1月13日(月)
菱田春草展
2014年9月23日(火)~11月3日(月)
■江戸東京博物館
江戸東京博物館 開館20周年記念特別展
大浮世絵展 ★★★
平成26年1月2日~3月2日
東海道五拾三次 -江戸の旅事情 お伊勢参りと物見遊山-
平成26年1月2日(木)~2月2日(日)5階第2企画室
大江戸と洛中~アジアのなかの都市景観~ ★
平成26年3月18日~5月11日
■横浜美術館
下村観山展 ★
2013/12/06~2014年2月11日
開館25周年記念 魅惑のニッポン木版画 ★
2014年3月1日(土)~5月25日(日)
ヨコハマトリエンナーレ2014
2014年8月1日(金)~11月3日(月)
■世田谷美術館
ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展
2014. 6.28‐9.15
■府中市美術館
江戸絵画の19世紀 ★
3月21日(金曜日・祝日)から5月6日(火曜日)まで
■千葉市美術館
江戸の面影 浮世絵は何を描いてきたのか ★
2014年1月25日(土)~3月2日(日)
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■ボストン美術館浮世絵名品展 北斎
驚異の色彩 ―抜群に美しい北斎、ボストンから来日!
葛飾北斎(1760-1849)は江戸後期に浮世絵師として画界に登場してから90歳で没するまでの約70年間、常にあらたな画様式に挑んだ不撓不屈の画人です。世界中で広く愛されている浮世絵版画の中でも、北斎の作品は特に人気があり、日本のみならず欧米にも熱心なコレクターや研究者が多く、世界各国の美術館に作品が収蔵されています。北斎は、米国のライフ誌が選んだ「この千年で最も重要な出来事・人物」に、唯一名前の挙がった日本人でもあります。
本展は、日本が世界に誇る北斎の魅力に、世界屈指の日本美術コレクションで知られる米国・ボストン美術館の作品から迫ります。北斎研究の第一人者・永田生慈氏の監修のもと、同館の珠玉の所蔵品の中でもおどろくほど色鮮やかな作品、他では見ることができない非常に珍しい作品など、特に優れた作品約140点を厳選してご紹介します。想像をはるかに超えた「北斎」に、どうぞご期待ください。
「諸国瀧廻り」全8図、「百物語」全5図のほか、「冨嶽三十六景」、「諸国名橋奇覧」。西欧の透視画法を採り入れた浮絵「新板浮絵 忠臣蔵」全11図や洋風版画「阿蘭陀画鏡 江戸八景」全8図。
日本の画家として世界一有名といってもいいほど、誰もが一度は名前を聞いたことがある葛飾北斎は、宝暦10年(1760)年9月23日、江戸本所(現 東京都墨田区)に生まれました。当時の江戸は、町人文化が円熟し、鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽などの絵師による錦絵が黄金時代を迎えていました。町民として生まれ育った北斎は、幕府や大名の御用絵師とは一線を画し、90年にわたる長い生涯を一介の画工として生きました。終生質素な暮らしを貫き、酒も飲まず、煙草も吸わず、高級なお茶も飲まず粗食に徹し、身なりにもかまわず破れた服で暮らしていたといわれており、生涯で93回も転居を重ねた引越し魔であったとも伝えられています。また、「勝川春朗」としてデビューしてから有名な「北斎」、「為一」等を経て「画狂 老人卍」として没するまで、30以上の画号を使用したことでも知られ、死ぬまで自らの絵の革新のみをひたすらに追い求めた人生でした。
http://ukiyoe.exhn.jp/
■
大浮世絵展
日本が世界に誇る浮世絵は、江戸時代の初期に始まり、歌麿、写楽、北斎、広重などのスター絵師の活躍や、強烈なインパクトを放つ国芳らの登場を経て、小林清親や橋口五葉などの近代の画家に引き継がれました。
本展は、浮世絵研究の成果を世界に発信している「国際浮世絵学会」の創立50周年を記念して、浮世絵の名品を日本国内および世界各地から一堂に集めるものです。好事家ならずとも目にしたことのある代表的な作品約430点により、浮世絵の全史を通覧します。まさに浮世絵の“教科書”、“国際選抜”となる展覧会です。(東京会場には約350点が展示されます。展示替あり。)
会場では、“浮世”を初めて絵画の題材として取り込んだ江戸時代初期の風俗図屏風を筆頭に、菱川師宣の初期浮世絵から、歌麿・写楽が登場した「黄金期」、北斎・広重・国芳が活躍した「展開期」、そして文明開化に沸く明治時代の新聞錦絵、橋口五葉が描いたモダンな女性まで、時代を追ってご紹介します。版画だけでなく、肉筆画も多数展示するとともに、大首絵、役者絵、相撲絵、上方絵などの浮世絵が持つ多彩なジャンルも網羅します。浮世絵の全貌を紹介し、その魅力を再認識していただく展覧会です。
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/newtest/exhibition/special/2013/01/index.html
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19世紀イギリス美術の二つの美術展は、必見。19世紀ロマン派、藝術至上主義の極致の一つがここにある。
神話に秘められた美、憂いにみちた女性美。恋の炎。詩的な絵画、華やかな美と悦楽の世界。象徴主義、唯美主義、藝術と人生の双方に美を追求する藝術至上主義、古典的な形式や慣例に囚われない藝術。藝術至上主義の夢の形である。大久保正雄
「テート美術館の至宝 ラファエル前派展 英国ヴィクトリア朝絵画の夢」森アーツセンターギャラリー
「ザ・ビューティフル― 英国の唯美主義1860-1900」三菱一号館美術館
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六本木地区
■サントリー美術館
IMARI/伊万里 ヨーロッパの宮殿を飾った日本磁器 ★
2014年1月25日(土)~3月16日(日)
のぞいてびっくり江戸絵画-科学の眼、視覚のふしぎ-
2014年3月29日(土)~5月11日(日)
徒然草 美術で楽しむ古典文学(仮称) ★
2014年6月11日(水)~7月21日(月・祝)
高野山開創1200年記念 高野山の名宝 ★★★
2014年10月11日(土)~12月7日(日)
■国立新美術館
第17回文化庁メディア芸術祭
2014年2月5日(水)―2月16日(日) 会場:企画展示室1E
イメージの力―国立民族学博物館コレクションにさぐる
2014年2月19日(水)―6月9日(月) 会場:企画展示室2E
中村一美展
2014年3月19日(水)―5月19日(月) 会場:企画展示室1E
■森アーツセンターギャラリー
「テート美術館の至宝 ラファエル前派展 英国ヴィクトリア朝絵画の夢」 ★★★
2014年1月25日(土)~4月6日(日)
「日本スペイン交流400周年事業」巨匠ガウディ×井上雄彦 コラボレーション展
2014年
■森美術館
森美術館10周年記念展 アンディ・ウォーホル展:永遠の15分
2014年2月 1日(土)~ 2014年5月 6日(火)
ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界
2014年5月31日(土)~ 2014年8月31日(日)
リー・ミンウェイとその関係展―あらゆるものとの"つながり"について考える
2014年9月20日(土)~ 2015年1月 4日(日)
■山種美術館
【特別展】Kawaii 日本美術 ―若冲・栖鳳・松園から熊谷守一まで ★★★
伊藤若冲《樹花鳥獣図屏風》(静岡県立美術館蔵)は、後期(2月4日~3月2日)展示。
2014年1月3日(金)~3月2日(日)
【特別展】富士山世界文化遺産登録記念 富士と桜と春の花
■ザ・ミュージアムBunkamura25周年記念
シャヴァンヌ展 水辺のアルカディア ピュヴィス・ド・シャヴァンヌの神話世界
2014/1/2(木)-3/9(日)
ミラノ ポルディ・ペッツォーリ美術館 華麗なる貴族コレクション
2014/4/4(金)-5/25(日)
デュフィ展
2014/6/7(土)-7/27(日)
■三菱一号館美術館
ザ・ビューティフル― 英国の唯美主義1860-1900 ★★★
1月30日(木)~5月6日(火・祝)
ヴァロットン― 冷たい炎の画家
6月14日(土) ~9月23日(火・祝)
ボストン美術館 ミレー展― 傑作の数々と画家の真実
10月17日(金) ~ 2015年 1月12日(月・祝)
■三井記念美術館
「楽茶碗と新春の『雪松図』」展~2014年1月25日
■出光美術館
没後50年・大回顧 板谷波山の夢みたもの ―〈至福〉の近代日本陶芸 ★★★
2014年1月7日(火)~3月23日(日)
日本の美・発見IX日本絵画の魅惑
2014年4月5日(土)~6月8日(日)
■ブリヂストン美術館
画家の目、彫刻家の手2014年1月18日(土)-2014年4月13日(日)
チャイナドレス:交差する眼差し─藤島武二から梅原龍三郎まで2014年4月26日(土)-2014年7月21日(月)
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テート美術館の至宝 ラファエル前派展 英国ヴィクトリア朝絵画の夢
英国を代表する絵画の殿堂、テート美術館が所蔵する名品72点を通し、ラファエル前派を紹介する展覧会を開催します。
1848年、ロンドン。ジョン・エヴァレット・ミレイ、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ、ウィリアム・ホルマン・ハントを中心とする若い作家たちは、ラファエロを規範とする保守的なアカデミズムに反旗を翻し、それ以前の初期ルネサンス美術に立ち返るべく「ラファエル前派兄弟団」を結成しました。古典的な形式や慣例にとらわれない彼らの芸術運動は、英国のアート界にスキャンダルを巻き起こしました。
本展は、グループの結成から1890年代までのラファエル前派の歩みを歴史、宗教、近代生活、風景、詩的な絵画、美、象徴主義の7つのテーマに分けて紹介します。ロンドン、ワシントン、モスクワ、と各地で話題を集めた展覧会がいよいよ東京に巡回します。どうぞご期待ください。
森アーツセンターギャラリー(東京・六本木ヒルズ森タワー52F)
http://prb2014.jp/
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ザ・ビューティフル 英国の唯美主義1860-1900|三菱一号館美術館
19世紀後半の英国を席巻した壮大なムーブメント 日本発の唯美主義展
19世紀半ばのロンドン──。産業革命後の物質至上主義がはびこるなか、人々のライフスタイルをも変革した先進的な芸術運動がおこりました。主導したのは前衛芸術家たち。芸術はただ美しくあるために存在すべきだとする彼らの信念は、革新的な美術とデザイン を生み出します。芸術と人生のどちらにも美が重要とする芸術至上主義は、一般家庭のインテリアに変革をもたらすとともに、デカダンス の世紀末芸術へと発展していきます。
本展は、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館などの英国の主要な 美術館・博物館の所蔵品を中心とする絵画、素描、家具、工芸、宝飾品約150点で構成します。D.G.ロセッティからアルバート・ムーア、オーブリー・ビアズリー、オスカー・ワイルドにいたるまで、前衛たちが追い求めた独創的な美と悦楽の世界をご堪能ください。
http://mimt.jp/beautiful
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